ジョヴァンニ・ソッリマ

世界中のオーケストラと共演

~ソリストとしても、世界最高峰のソッリマ~



世界中の名だたる指揮者、オーケストラと共演してきたソッリマ。
2019年には日本で初めてドヴォルザーク「チェロ協奏曲」のソリストに招かれ、スタンディング・オベーションと絶大な賞賛を得て、各方面から名演と評されました。

〈過去の共演オーケストラ〉

シカゴ交響楽団
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ブダペスト祝祭管弦楽団
ミラノ・スカラ座フィルハーモニー管弦楽団
サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団
ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
マンチェスター・カメラータ
アムステルダム・シンフォニエッタ
ベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団
オーストラリア室内管弦楽団
Moscow Soloists
Berlin Konzerthausorchester
Il Giardino armonico
Cappella Neapolitana
Accademia Bizantina
Holland Baroque Society
Orchestra Rai…他多数



ジョヴァンニ・ソッリマ ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」レヴュー/コメント
藤岡幸夫指揮東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
「フェスタサマーミューザKAWASAKI」
(2019年8月6日、ミューザ川崎シンフォニーホール)


ジョヴァンニ・ソッリマは今ヨーロッパで最も注目されているチェリストで作曲家だ。 ~中略~
さて、その(ソッリマの)ドヴォルザーク。もとよりイタリアで長く教鞭を取っていた正統派。とてもオーソドックスな演奏だった。だがフィナーレに向かい感情が高まり、チェロが濃密に歌い、異国で老境を過ごす作曲家の郷愁と哀愁がひしひしと伝わってきた。だが、やはり彼らしさが出たのは、アンコールの『ナチュラル・ソング・ブックNo.4&6』。チェロのどのパーツからも音を出し、足を踏んでリズムを取る。中東かアフリカのダンスを思わせる、聴いたこともない音楽が聴衆を熱狂させた。ステージマナーもとてもチャーミング。
原口啓太(音楽評論家)
日刊サマーミューザ2019年8月7日発行号より抜粋



ソッリマのドボルザークチェロ協奏曲は、そこに新たな空間が表出、作曲家が書いたままを演奏しているのに、まるで今生まれたばかりのように音楽は奏でられ、発信・共感を誘う。会場中が音楽の渦に引き込まれる名演だった。
サラサーテ (2019年10月号)



それは、さながら、秩序ある人間たちの集団のなかに紛れ込んだ、一匹の美しい野獣であった。
~中略~ 大枠としては、普通のクラシックの演奏会である。指揮者がタクトを振り下ろし、正装のオーケストラが格調高く音楽を奏でる。最初はソッリマもそれにおとなしく従い、当然のことながら楽譜通りに、もちろん見事に演奏していた。だが、それだけではとどまらない、何かが、あった。野性の血が騒ぎだすのが、客席から見ていてもよくわかった。何より目を惹いたのは、オーケストラだけが演奏しているときの、ソッリマの入魂ともいうべき耳の傾け方である。チェロが演奏しないときでも、オーケストラが力強く盛り上がるときには、完全に音楽と同化している。ときには身体を揺らし、手に持った弓を宙に突き出すようなしぐささえ見せながら、激しく気合を入れるのだ。その様子が、あまりにもドヴォルザークへの愛に満ちているので、私はすっかり感心してしまった。第3楽章ではいよいよ演奏に熱が入り、最後の一音を弾ききった瞬間などは、ロック・コンサートではないかと思うくらいに、勢い余ってガッツポーズのような弓の振り払い方だった。それはもう、笑ってしまいそうなくらいに!やっぱりこの人はタダモノじゃない!と納得してしまった。
林田直樹(otokoto/ 2019年8月19日公開)



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