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2020年5月、待望のソロ・ツアー決定!!
2020年5月9日〜5月17日
東京・神奈川・埼玉・大阪・兵庫ほか、随時更新予定





プロフィール
1962年イタリア・シチリア州パレルモ出身。世界最高峰のチェロ奏者兼作曲家。音楽一家に生まれ、幼い頃から音楽や楽器に囲まれて育つ。特に作曲家兼ピアニストであった父エリオドロ・ソッリマの影響で、幅広い音楽性を身につけた。パレルモ音楽院でジョヴァンニ・ペリエラからチェロを学び、優秀な成績で史上最年少で卒業。その後シュトゥットガルト音楽大学とモーツァルテウム音楽大学で、チェロをアントニオ・ヤニグロに、作曲をミルコ・ケレメンについて学んだ。ジャンルを超えた幅広い活動で知られ、クラシックはもちろん、古楽、バロック、オペラ、ジャズ、ロック、即興演奏まで、400年に渡る音楽の歴史の旅を自らの音で綴り、さらにヨーロッパ〜中東〜アフリカに及ぶ地球上のあらゆる民族音楽まで飲み込んだ唯一無二の演奏スタイルと作風を持つ。音楽のテーマはスピリチュアルな大自然のエレメントや歴史、文化、環境・社会問題まで多岐に渡りつつ、圧倒的な表現力と高純度の感性で美しい広大なスケールの音楽を生み出し続けている。
これまでにヨーヨー・マ、フィリップ・グラス、クラウディオ・アバドなど数多くの巨匠と共演し、彼らからの絶賛を集めている。また、カーネギー・ホール(NY)やクイーン・エリザベス・ホール(ロンドン)、シドニー・オペラ・ハウスなど世界中の一流ホールで公演を行っている。近年ではマリオ・ブルネロや2CELLOSをはじめ、世界中のチェリストがソッリマの楽曲(「チェロよ、歌え!」「ラメンタチオ」「アローン」etc)をレパートリーにしており、チェロの可能性を広げているだけでなく、作曲家と演奏者の垣根をも取り外しつつある。さらに後進の育成にも力を注いでおり、サンタ・チェチーリア音楽院で教鞭をとっているほか、ジャンルやキャリアを超え、100人のチェリストを集めてクリエーションとコンサートを行う「100チェロ」という活動も行っている。
2019年、ドヴォルザークの「チェロ協奏曲」(指揮:藤岡幸夫 / オーケストラ:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団)のソリストに招かれ、スタンディング・オベーションと絶大な賞賛を得た。また、同年日本初となる「100チェロ」公演をすみだトリフォニーホールで行い、大成功を収めた。2020年5月、初となるソロ・リサイタル・ツアーが予定されている。


ジョヴァンニ・ソッリマ
『we were trees』


<来日記念盤> チェロの魔王、日本初登場!
「チェロのジミヘン」と評される凄腕チェリストであり、人気作曲家としても活動。イタリアが世界に誇るジョヴァンニ・ソッリマの代表作が日本初リリース。
ゲスト:モニカ・レスコヴァル、カレイドスコープ・ソロイスツ・アンサンブル、パティ・スミス

発売日:2019年6月26日
解説:松山晋也/VITO-474/税抜2,700円



ヨーヨー・マ、マリオ・ブルネロ、2CELLOS …天才達が絶賛する鬼才チェリスト、ジョヴァンニ・ソッリマ



ヨーヨー・マとソッリマ




2CELLOSとソッリマとミッシャ・マイスキー
数々の世界一流ホールで演奏!
カーネギー・ホール、マーキン・ホール、ブルックリン・アカデミー、クイーン・エリザベス・ホール、ウィグモア・ホール、シドニー・オペラ・ハウス、サル・ガヴォー、リスト・アカデミー…etc

幅広い音楽性
バッハからジャズ、ロック、現代音楽、中東〜アフリカに及ぶ民族音楽まで

世界中の一流アーティストと共演!
ヨーヨー・マ、2CELLOS、フィリップ・グラス、マルタ・アルゲリッチ、パティ・スミス、クラウディオ・アバド…etc

規格外のエピソードの数々!
●ミラノ市がExpo2015のテーマ曲を委嘱!
●ラッセ・イェルツェン監督によって制作された“Terra Aria”のミュージック・ビデオがyoutubeで約1,500,000回もの再生を記録!
●イタリアのフェス”La notte della taranta”(13万人動員)のディレクターを2年連続務める!


ミュージック・ビデオ "Terra Aria"


ソッリマ+ミッシャ・マイスキー+2CELLOS


ディスコグラフィー
1998年『Aquilarco』『Violoncelles, vibrez! 』
1999年『John Africa in "La formula del fiore"』
2000年『Spasimo』『Viaggio in Italia』
2001年『Tracing Astor』『Canti rocciosi』
2005年『Works』
2008年『We were trees』『Astrolabioanima』
2012年『Caravaggio』
2014年『Offenbach』
2015年『Onyricon』

<世界一流のアーティスト/オーケストラとの共演歴>

クラシック音楽の演奏家・指揮者
・ヨーヨー・マ(Yo-Yo Ma):世界的チェロ奏者のひとり
・マルタ・アルゲリッチ(Martha Argerich):ブエノスアイレス出身の著名なピアニスト
・イェルク・デームス(Jorg Demus):オーストリアのピアニスト
・2CELLOS:マイケル・ジャクソンもチェロで弾くイケメンチェリスト。
・クラウディオ・アバド(Claudio Abbado):故世界的指揮者
・アントニオ・パッパーノ(Antonio Pappano):イタリアの指揮者
・ダニエル・ガッティ(Daniel Gatti):イタリアの指揮者
・ミッシャ・マイスキー(Mischa Maisky):ラトヴィアのチェリスト
・マリオ・ブルネロ(Mario Brunello):イタリアのチェロの名手
・ブルーノ・カニーノ(Bruno Canino):イタリアのピアニスト・作曲家

オーケストラ
・La Scala Philharmonic Orchestra
・Santa Cecilia Orchestra
・the Chicago Symphony Orchestra
・Il Giardino Armonico
・the Accademia Bizantina
・the Royal Concertgebouw Orchestra
・the Amsterdam Sinfonietta
・the Budapest Festival Orchestra
・the Berliner Philharmoniker String Quintet
・Royal Liverpool Philharmonic Orchestra
・the Manchester Camerata
・Belgrade Philharmonic Orchestra
・the Australian Chamber Orchestra 他多数

ポップスのアーティスト
・Pattii Smith パディ・スミス  シンガーソングライター・詩人
・Larry Coryell ラリー・コリエル ジャズギタリスト
・Stefano Bolllani ステファノ・ボラーニ Jazz Pianist

映画音楽やテレビ作品
・ピーター・グリーナウェイ(The Tlse Super Suitcases and Nightwatching)
・John Turturro(Evidence for a Sicilian Tragedy)
・カルロス・サウラ(arlos Saura(La Jota)
・Marco Tullio Giordana(One Hundred Steps and The Best Youth)
・Lasse Gjertsen(Day Dream)

演劇の音楽
・ロバート・ウィルソン Robert Wilson
・Alessandro Baricco
・Peter Stein
・Peter Greenawayのインスタレイションの音楽 

<世界中の一流ホールで公演を実施!>

・Carnegie Hall カーネギーホール(NY)
・Merkin Hall
・The Brooklyn Academy Music(NY)
・La Scala(ミラノのスカラ座)
・The Queen Elizabeth Hall(ロンドン)
・The Wigmore Hall(ロンドン)
・The Salle Caveau(パリ)
・The Tchaikovsky Hall(モスクワ)
・The Liszt Academy(ブダペスト・ハンガリー)
・The Sydney Opera House など





■ジョヴァンニ・ソッリマとは?

音魂(おとだま)、覚醒。 そうだ!ソッリマのチェロは歌うのだ。

クラシックに独占させておく手はない!
チェロの可能性は無限大なのだ。


 チェロという楽器は、有名な「四季」でおなじみの“ヴェネツィアの司祭”アントニオ・ヴィヴァルディや、オール・ジャンルでリスペクトされる“スーパー・ドイツ人作曲家”ヨハン・セバスティアン・バッハたちが生きた「バロック音楽の時代」(17〜18世紀)に、ソロ楽器やオーケストラの楽器として演奏されるというスタンスを確立した。つまりはクラシック音楽の楽器であり、高額ゆえに驚かれることが多いヴァイオリン「ストラディヴァリウス」と同じく、楽器製作者ストラディヴァリの一族も製作していたという由緒ある楽器だ(チェロにも「ストラディヴァリウス」が存在する)。その音は男声のテノール〜バリトン音域に近く、魅惑的な音色ゆえにオトナの品格さえ漂わせている。

 それだけに、ロックなど他のジャンルで雄弁な演奏を繰り広げる音楽家が登場すると、新しい命がチェロへと吹き込まれ、楽器そのものが歌い出したり踊り出したりするのではないかとさえ思ってしまうのだ。たとえば、チェロ=クラシックの楽器だという概念さえも吹き飛ばしてくれた「2CELLOS」は、いままでチェロなど見向きもしなかったロック・キッズたちを熱狂させ、次のバンド・メンバーはチェロにしよう!という声さえもあがったと聞く(チェロのいるバンドといえば、E.L.O.がありましたね)。
 チェロでメタル・ナンバーまで演奏する「2CELLOS」は突出しているとしても、長寿番組『世界の車窓から』のテーマ音楽などで知られる溝口肇や、クラシック音楽の王道チェリストでありながらジャズやワールド・ミュージックのミュージシャンたちとコラボレーションしてチェロの可能性をググッと広げたヨーヨー・マなど、伝説になるべきプレイヤーはすでに存在しているのである。

唯一無二のオリジナリティ、
ソッリマを知ったあなたはもう戻れない!


 しかしながら、シチリア生まれの鬼才チェリスト、ジョヴァンニ・ソッリマの存在を知ってしまうと、「チェロ・マスターの称号は間違いなくあなたですね」と脱帽せざるを得ない。実に個性的かつ、全身全霊で弾くような演奏を聴かせてくれるのはもちろんだが、この人の手にかかると既存のジャンルなどというものは意味を成さず、ただただ「チェロの音楽」「ソッリマの音楽」としか言いようのない演奏を聴くことができるからだ。ソッリマの名前を世界中に拡散したオリジナル曲「チェロよ歌え!」を引き合いに出すなら、ソッリマのチェロは歌うだけではなく、語り、演じ、そして踊ってしまうのである。貴婦人風に化粧された(または紳士のようにふるまう)クラシック音楽ではなく、生身の人間が心や精神をやり取りするような感覚、とでも言おうか。
 そうは言っても楽器を演奏しているだけだろう、などと侮ってはいけない。優れた音楽家とは楽器と一体化して、音楽やダンスなどを司る女神ミューズ(Muse)に奉仕をする存在なのだから。

 ソッリマは数多くのプロジェクトで、その音楽性を発揮しまくっているのだが、彼のエネルギーを端的に知るための一例として、フラメンコのルーツを探りながらスペインの多彩なダンスを紹介するドキュメンタリー映画『J:ビヨンド・フラメンコ』を挙げよう。この中でソッリマは、スペイン随一のスター・ダンサーであるバレリアーノ・パニョスと共に、スペインの民俗舞曲をルーツにもつ「ファンダンゴ」(ルイジ・ボッケリーニ作曲)という音楽をチェロで演奏している。一見するとチェロがダンスの伴奏をしているように見えるのだが、音楽が進むにつれ徐々に熱気を帯びていく演奏姿を見ながら、この演奏がダンスに命を吹き込んでいたのだということを確信した。そう思わせるものが、ソッリマと彼のチェロにはあるのだ。

類い希な音楽体験の場はここにある、
「100チェロ」のエネルギーを吸収せよ!


 と、ここまで書いておきながら、実は日本においてソッリマの名前と演奏が、まだまだ広く知られていないのも事実だ(日本ではまだまだ、たくさんのCDをリリースしていたり、有名なコンクールで優勝しなくてはセンセーショナルに報じられることがない)。だからこそ今なら「え?ソッリマ、知らないの?」と、ちょっとだけ自慢ができるかもしれないけれど。
 しかし、それも時間の問題だろう。日本のクラシック音楽界でスター街道を歩いている若い世代のチェリストたちが、次々に名曲「チェロよ歌え!」をレパートリーに加え、ソッリマ絶賛の声を挙げはじめているからだ。
 私もソッリマのようになりたい!という声は世界中に広がったが、そうした人たちが参加でき、とてつもなく豊かな音楽を創造できるチャンスがある。それがソッリマとエンリコ・メロッティ(チェリスト)による一大プロジェクト『100チェロ』コンサートだ。プロアマ問わず、すべてのチェロを愛する演奏者に扉が開かれているこのコンサートでは、雄弁な音楽を奏でながら聴衆も交えて友好を図り、音楽の力を社会へと放射する。
 さあ、あなたも(演奏者であろうと聴衆であろうと)『100チェロ』の場へ参加し、自分も音楽の一部であるという喜びを体験しよう。

ご案内:オヤマダアツシ(音楽ライター)





エンリコ・メロッツィ ENRICO MELOZZI
イタリア出身の作曲家、指揮者、チェリスト、プロデューサー
1977年、イタリア中部のアブルッツォ地方の町テラモで生まれ、幼少期から音楽への情熱を育み、チェロのトップクラスの音楽院を卒業。モーツァルトに傾倒し作曲を勉強し、2人のイタリア最大の映画音楽作曲家フランコ・ピエサンティとエンニオ・モリコーネのインスピレーションの影響を受けて映画音楽の作曲技法も開発。これまでに多数の短編&長編映画、そして舞台作品やオーケストラのための楽曲制作を行い、2007年にはローマを拠点とするインディペンデントレーベルCinik Recordsを立ち上げ、わずか数年で約30作品ものリリースを果たす。
2012年に、世界的に有名な作曲家でありチェロ奏者のジョヴァンニ・ソッリマ Giovanni Sollimaとともに「100チェロ」プロジェクトを立ち上げ、ローマのテアトロ・ヴァッレ、ミラノのトリエンナーレ、プダペストの大聖堂などでこれまで様々な場所で開催している。






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