●サムソン・シュミット (g)
若干25歳、次世代のマヌーシュ・スウィング・シーンを背負って立つ、大注目の本命ギタリスト。フランスとドイツの国境の町であるフォーバック在住。6歳で初めてギターを手にし、10歳から父ドラドのステージに参加、またティンボとバンドを結成、演奏活動をしている。あのチャボロ・シュミットと同じシュミット一族の血を引く、期待のサラブレッド!ソロ・アルバム『ハート・オブ・マヌーシュ』では、ジャンゴ・ラインハルトとステファン・グラッペリのバンド、「フランス・ホット・クラブ五重奏団」と同じ編成でジャズ・ヴァイオリンをフィーチャー。オリジナリティ溢れる新しい感覚を聴かせ、モダンなマヌーシュ・スウィングとして高い評価を受けた。
NEW!
サムソン・シュミット・クインテット
フィーチャリング ドラド・シュミット
「ハート・オブ・マヌーシュ」
VIVO-205 2300円(税込2415円)
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●ティンボ・メルシュタイン
(vn)
77年生まれ、サムソンと同じくフォーバック在住。ジプシーの伝統音楽とジャズの両方のスタイルを弾きこなす、次世代の最有望ヴァイオリニスト。14歳の時からステージで演奏し始め、サムソンとは既に12年間活動を共にしている。ソリストであると同時に、最近はヴァイオリンの教師としても活躍。かつてのジャンゴ&グラッペリのように、サムソンにとっては最も重要なパートナーであり、『ハート・オブ・マヌーシュ』は二人の結晶ともいうべき作品。 |
●ドラド・シュミット
(g,vn)
57年生まれ、サムソンの父親。ドラド・トリオとして2作のアルバムを発表後、93年には従兄弟のチャボロ、妹のヌーナらと"Gypsy
Reunion"を結成し、"Swing 93"をリリース。88年には大交通事故、97年にはパートナーで義理の兄弟Gino(g)の病死によりキャリアを中断したが、奇跡的なカムバックを果たす。ジプシー・スウィング・ギターとジャズ・ヴァイオリンの世界的プレイヤーであり、また作曲家としても活躍。アメリカではジャズの殿堂バードランドや、リンカーン・センター、ケネディ・センターでも公演。映画『ラッチョ・ドローム』ではチャボロと共演。ジャンゴとグラッペリの両方の意志を継ぐ、マヌーシュ・スウィングの首領、ついに日本初登場。
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●チャボロ・シュミット(g)
54年パリ生まれ、現在のマヌーシュ・スウィングを代表する伝説のギタリスト。剛腕テクニックでぶっ太く泥臭いギターの音色が魅力。80年頃、ホット・クラブ・ダ・シティというバンドを結成、81年にアルバムを発表するが、その後は生来の気まぐれもあって、時々ジプシー系のフェスティバルなどで表舞台に登場する以外は、移住したストラスブールのカフェなどで気ままに演奏することで生計をたててきた。2枚のリーダー・アルバム『ミリ・ファミリア』、『アロール?...ヴォワラ!』をリリース。昨年公開された映画『僕のスウィング』に主演、マヌーシュ・スウィング・ブームの中心人物として日本で大人気を獲得した。 |
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