2004年5月

サムソン、ドラド、チャボロ・シュミット 東京公演の様子

お陰様で、大好評のうちに全公演を終了することができました。
さすが、シュミット一族での来日とあって、チャボロは昨年以上に燃えていました。想像力が豊かで、弾く度に違うし、アタックではチャボロに勝る人はいないのでは。
ドラドとは大の仲良しで、ステージでも目で合図してはクスクス、楽屋では箸が転がっても笑い、と、微笑ましいおやじたち。 チャボロはギターを弾いているか、飲んで笑っているか、寝ているかの、どれかです(笑)。くったくなくって、いい人生です。
ドラドはお洒落で色気たっぷり。ラメ入りシースルーのシャツから胸毛を覗かせていたり(笑)、NHKでもピンクのスーツでひとり超派手でした。
サムソンは笑顔を絶やさない好青年。年長者を敬う姿勢も好印象でした。
メンバーは5/31に帰国しましたが、日本はとても楽しかったようです。特にチャボロなどは空港で目に涙を浮かべていました。
ご来場いただいた皆さま、応援してくださった方々に心より感謝しております。
ありがとうございました。



日本の皆さんの前でこうして演奏出来ることを
とても嬉しく思っています。

僕らが心から奏でる音楽に、
皆さんも心から答えてくれ、その皆さんの喜びが僕らにも伝わる。
ますます僕らは嬉しくなる。

演奏をしながら、皆さんと共に喜びを分かち合えるのは
僕らにとってこの上ない幸せなのです。
日本の皆さん、本当にありがとう。

チャボロ・シュミット
(5/30・九段会館のステージ上で最後に話したMC)


5/29(土)クラブエイジア「マヌーシュ・スウィング・パーティ」


5/30(日)九段会館 公演の様子


<開場・休憩中>写真左:日本ジャンゴ・ラインハルト研究会によるロビー演奏
        写真右:キヨシ小林&ジプシー・スウィング・ギャングによるカフェ演奏


写真左より:サムソン・シュミット、ドラド・シュミット、チャボロ・シュミット

*アンケートより

ライブでこんない世界遺産並みの音楽を聴けて楽しかったです。全身で自然に音楽があふれていて本当にうらやましい。(女性)

度肝抜かれました。思った以上に陽気で心躍りました。個性を音楽で音で表す幸せをうらやましく思います。また若者が年長者を信頼し敬う目がステキでした。そしてお父様が若者を見るあたたかいまなざしにも感動しました。(30代・女性)

とても懐かしい感じのするギターと、リズム感がとても良い。テンポの良くて、須ぜっBと体が動いてしまう音楽や、どことなく哀愁の漂う大人の雰囲気の音楽など、聴いててあきることのない、とても楽しい時間を過ごせました。メルシー!!シュミット。merci.(20代・女性)

良かった。他のコンサートをキャンセルして来たかいがあった。特にチャボロ・シュミットの技がすばらしい。あれほどの腕前はざらにはいない。少し変人の様だが、そこに又ひかれる。ともかく満足満足。(50代・男性)

HOTでした。シュミット一族ってすごいですね。また来日してください。(30代・男性)

映画「黒猫・白猫」を見てジプシー音楽に興味を持った。今回は28日付け新聞夕刊でこの公演を知り、club Asiaの方に行こうとおもったが間に合わず、当日券を求めて九段会館へ。ステージでは特にお父さんがよかった。映画で見たジプシーの人々を思い出させた。(20代・女性)

皆フレンドリーな人たちで、好感度バツグンです。演奏の方も本人たち、観客共に一つになって楽しんでいられたと思います。素晴らしかった、ありがとう。(女性)

軽妙なギターに酔いしれました。手が疲れないのかしら…?と思うくらい、熱の入った演奏に心踊りました。いつまでも、魅せる音楽を!(30代・女性)

すばらしいテクニックに酔いしれました。ここまで完成された演奏…久しぶりの感動です。Jazzの要素が色濃く感じられました。次回も是非、来日を期待します。(男性)

サムソンさんの楽しみながらも、まっすぐにおとを追求するような演奏と、ドラド&チャボロシュミットおふたりの「あ・うん」の呼吸でくり出される音に、演奏に、凄みを感じ圧倒される思いです。楽しくてとても幸せです。どうもありがとうございます。(40代・女性)


2004.5.24

サムソン、ドラド、チャボロ・シュミット 来日!

ついにシュミット一族が来日しました。
日本縦断ツアーに先駆け、5/21(金)は、NHK『スタジオパークからこんにちは』に生出演。インタビューをまじえ、サムソン、ドラド、チャボロの代表曲を5曲演奏しました。シュミット家内でしか分からないジョークが飛び出すほど、アットホームな雰囲気の中で撮影は進められました。

2004.5.14

キーラのローナンのソロ・アルバム
『トンタ・ロー:俺のグルーヴ』

5/16(日)いよいよリリース!!

前作から新作『ルナパーク』に至るまで、格段と進化を遂げたキーラ。その進化の秘密と、キーラの魅力の秘密が、このローナンのソロ作品に詰まっています。リズムが歌う“ケルト原人・人力テクノ”という未だかつてなかった未体験サウンド!聴けば聴くほど、味わいが出る素晴らしい内容です。キーラのファン、ケルト音楽ファンはもちろん、ワールドミュージック、ロック、トランス系…あらゆる音楽ファンに聴いていただきたいアルバムです。

「一聴したところアフリカや南米のパーカッションものに近い印象を受けるのだが、やはりコレも本質はケルト音楽のビートを突き詰めた作品」(スタジオボイス 2004/6月号)

「トンタ・ロー」(MP3で試聴できます)



スーパーナチュラルでロマンティックな男、ローナン・オ・スノディ。こんな大胆なアルバム、彼以外には作れない!  〜ライナーノーツより
松山晋也(音楽評論家)

このアルバムをいきなり聴かされてアイルランドの音楽だと答える人がいるでしょうか。アフリカのパーカッションをバックに耳慣れない言語で、ラップに近いリズムで歌うユニークなサウンド、そんな印象ですが、バウロンというアイルランドの手持ちの太鼓にこれだけ音色の幅があったのかと改めて感心してしま います。キーラも好きですが、ローナンのこのソロはちょっと特別なアルバムです。
ピーター・バラカン(ブロードキャスター)

見た目は野獣、心は少年。優しくどこまでもまっすぐなその心は、愛する人への燃え上がる思いを歌い、自分たちが暮らすこの世界の未来を憂える。
中川五郎(シンガー・ソングライター/音楽評論家)

ゲール語とバウロンの響きから、ナチュラル・グルーヴをつかみ出す男。ちょっと「逸脱」気味なところがまた、スリリングでいい・と思うよ。
真保みゆき(音楽評論家)

ヨーロッパの地中奥深くに脈打つマグマのようなエネルギーが、ローナンの体を通して流れ出る。こんな、ジャンルを超えたコアなグルーヴは初体験だ!
海老原政彦(音楽ライター)

ローナンの怪しさにぞっこんだーっ!演奏中のあの凄味のきいた眼つきがいい。観てて思わず、蛇に睨まれてすくむカエルの気分になってしまった。
佐藤由美(音楽ライター)

ペタペタとパタパタとトコトコと。打楽器はリズムを刻むだけでなく音色と響きで歌うのだということを、このアルバムは教えてくれる。 
斉木小太郎(ミュージックマガジン編集部)

野性的なバウロンと、祈りにも似たロマンティックな歌詞。まるでローナンの外見と内面をそのまま音にしたようなこの音楽は、じわじわと聴き手を侵食する。
市川 誠(CDジャーナル編集部)

ちゃかぽこどんどん、うんばばいえーおう♪うじきーふしぎー♪人力テクノ?生楽器のトランス?アフロなアイリッシュ?ルックス野人なインテリ?ステージでは裸足?なぜない前歯?「何それ」の連続、でもくせになるグルーヴ。恐るべしアイルランド、侮るべからずローナン!
辻口稔之(ザ・ディグ編集部)

余計な調味料を使わず、素材の味を活かしながらシンプルに作ってみました――そんなアルバム。でも、この濃厚な味わいってスゴイですよね。おかわり!!
大石始(bounce編集部)

ごつごつしているのにとびきり楽しい音の塊!しなやかで自由奔放なスウィング感にシビれました。マルコス・スザーノとルール無用の異種格闘技戦が観たい!熱望!
船津亮平(ラティーナ編集部)

パリのデザイナーズホテルとか、笑っちゃうくらいスノビッシュな空間で聴いてもクールに聞こえるであろう、この揺るぎない世界観とグルーヴの強度は、一体何なんだ!
小谷知也 エスクァイア日本版編集部 

ローナンの“エエ声”だけでも最高なんだけど多重録音で奔放に繰り出されるイマジネイティヴなリズムの洪水はさらに圧倒的!これは是非とも、マルコス・スザーノ、ドミンゴ・クーラ、ホッサム・ラムジなどと同列で楽しんで頂きたい“太鼓盤”です。アイルランドの音楽を聴く耳が、完全に一変してしまいました。
吉本秀純(音楽評論家)


2004.5.7

北中正和さんのラジオ番組でファド特集

音楽評論家の北中正和さんがDJをつとめ、ワールドミュージックを毎回テーマごとに楽しく分かりやすく説明してくれる音楽番組「 ワールドミュージックナウ」。今度の特集はファド。6月に初来日するクリスティーナ・ブランコのコンサートに行く方、ファドの魅力を知りたい方におすすめです。

NHK-FM「 ワールドミュージックナウ」
5/9(日)21:00〜22:00放送

サムソン、ドラド、チャボロ・シュミット NHKに登場!!

NHKテレビ「スタジオパーク」に出演決定!!
5/21(金)13:00〜

出演時間は生放送で30分!!
スタジオ・ライヴがたっぷり、インタビューもあります。お見逃しなく!!