現在のジプシー音楽を代表し、絶大な人気を誇る、世界最速最強のジプシー・ブラス・バンドこそ彼らファンファーレ・チォカリーア。 映画『アンダーグラウンド』(1995年カンヌ映画祭グランプリ)や『黒猫・白猫』で注目され、いまだにファンを増やし続けるジプシー・ブラス・サウンド。16世紀頃からバルカン半島を支配したオスマン帝国の軍楽がこの音楽のルーツであり、その軍楽隊は太鼓と大量の笛で構成されていた。それが19世紀頃には当地のジプシーたちによりトルコの笛からヨーロッパのブラスへと持ち替えられ、バルカン半島の様々な民族の伝統音楽のメロディ、リズムが混ざりあう中で形作られた。また同時に音楽の意味も軍楽から冠婚葬祭という日常性の中へと変化していった。ファンファーレ・チォカリーアはルーマニア北東部の寒村ゼチェ・プラジーニ出身。一年のほとんどをツアーに費やし、ヨーロッパを中心に世界中を回っている。伝統音楽からポピュラー音楽まで、彼らがラジオで聴き好きになった音楽を、何でも自分たちのスタイルで演奏してしまう。一度聴いたら忘れられない強烈な個性〜疾走感・壮快感に満ちている彼らの音楽は、行く先々で熱狂的に歓迎されている。その様子は、彼らのドキュメンタリー映画「炎のジプシーブラス〜地図にない村から」(2004)や、5つのジプシー・バンドによる全米ツアー「ジプシー・キャラバン」(2008)でも紹介されている。2000年の初来日から5回来日、2014年には「Fuji Rock」にも出演した。2019年夏に6度目となる来日ツアーが予定されている。
ファンファーレ・チォカリーアが、アメリカのNPR(旧称:ナショナル・パブリック・ラジオ)制作のプログラム「Tiny Desk Concert」に出演!! 16分のアコースティック・ライヴの動画が観られます。
2014年来日公演の様子 2008年来日公演の様子 2005年来日公演の様子 2004年来日公演の様子 2000年来日公演の様子
2019年の来日ツアーは終了いたしました。ご来場ありがとうございました。
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映画「炎のジプシーブラス〜地図にない村から」
映画『ジプシー・キャラバン』