グラミー賞やアカデミー賞を受賞しているアイルランドの国宝級バンド。1962年の結成以来、伝統音楽の復権に寄与する一方で、ロック、ポップス、クラシック、映画音楽、さらにはケルト文化圏に止まらない世界各地の民衆音楽まで、さまざまなジャンルと共演。その終わりなき“音楽の旅”を通じて、アイリッシュ・トラッド/ケルト・ミュージックの魅力を世界中に伝え続けてきた。
現在まで45枚以上のアルバムを発表。1975年にはスタンリー・キューブリック監督の『バリー・リンドン』で「Women Of Ireland」などの劇中曲を担当。同作はアカデミー賞で歌曲賞など4部門に輝き、一躍世界中でその名を知られた。とりわけ80年代後半から現在に至るまでの活躍は目覚ましく、ヴァン・モリソンと共演した『アイリッシュ・ハートビート』など傑作アルバムを立て続けにリリース。ライ・クーダーなどのゲスト陣を迎えた『サンティアゴ』(1996年度:ベスト・ワールド・ミュージック・アルバム)などを筆頭に、6回ものグラミー賞に輝いている(ノミネートは21回)。他分野のミュージシャンとも意欲的に共演。ローリング・ストーンズ、ポール・マッカートニー、ジョニ・ミッチェル、ライ・クーダー、エルヴィス・コステロ、ロジャー・ウォーターズ、ヴァン・モリソン、パヴァロッティ、ジャクソン・ブラウン、アート・ガーファンクル、スティング、ロジャー・ダルトリー、ジョン・ウィリアムズ、ロンドン・シンフォニー・オーケストラなど、その数は枚挙に暇がない。
日本には1991年の初来日からこれまでに10回来日。過去の来日公演では、矢野顕子、忌野清志郎、林英哲、古謝美佐子、元ちとせ...など多くのゲストと共演してきた。
メンバー
■オリジナル・メンバーパディ・モローニ Paddy Moloney(ティン・ホイッスル、イーリアン・パイプ)
ケヴィン・コーネフ Kevin Conneff(バウロン、ヴォーカル)
マット・モロイ Matt Molloy(アイリッシュ・フルート)
ショーン・キーン Sean Keane(フィドル)
■サポートメンバー
トリーナ・マーシャル Triona Marshall(アイリッシュ・ハープ)
ジョン・ピラツキ Jon Pilatzke(ステップダンス、フィドル)
ネイサン・ピラツキ Nathan Pilatzke(ステップダンス)
キャラ・バトラー Cara Butler(アイリッシュ・ダンス)
アリス・マコーマック Alyth McCormack(ヴォーカル)
■サポートメンバー(公演により入れ替えあり)
ディニー・リチャードソン Deanie Richardson(フィドル)
タラ・ブレーン Tara Breen(フィドル)
ティム・エディ Tim Edey(ギター)
ジェフ・ホワイト Jeff White(ギター)