■アコースティック・ギターやカヴァキーニョの美しい響きにのせ、愛の歓びや悲しみ、自殺やシリコンを入れたおっぱい、残数ゼロのテレフォンカード、ファヴェーラからのメッセージを深い声で歌うセウ・ジョルジの歌は、どこまでも官能的でありながら、21世紀の地球に生きるとはどういうことか、今一度強く思い知らせてくれる。
中川五郎(ミュージシャン/音楽評論家)
■クリエイティヴでルーツ・コンシャスで冒険的でソウルフルでフレッシュでソリッドで……セウ・ジョルジの才能を説明するにはいくつもの言葉が必要になってくる。どうやら噂によると、その真価はライヴ・パフォーマンスの場でこそ発揮されるらしい。かつてない音楽体験ができるんじゃないかと今から楽しみにしています。
大石始(音楽ライター)
■ファロファ・カリオカ時代は、“芸人”といった様相のステージを展開していた彼だが、シンプルな編成で行う最新のステージではむしろ“性格俳優”といった風情。いずれにせよ、彼独特の匂い立つようなグルーヴが満喫できることは間違いない。
石川真男(フィガロジャポン2005年8/5号より)
■映画『シティ・オブ・ゴッド』 でマネ・ガリーニャを演じた俳優セウ・ジョルジが歌手として来日し、共演できる幸運に感謝しています。現代のモッホ(裏山)の表現者として絶大な人気を持つ彼の男っ気溢れるステージがとても楽しみです!
松田美緒(ミュージシャン)
■映画でルックスに惚れた女のコを熱狂させ、厳しい音楽オタクをノックアウトする圧倒的なライヴになるはずです。ぜひ。
市川誠(CDジャーナル編集部)
■セウ・ジョルジのライヴをチェックするのは、もはやちょい悪オヤジの身だしなみ。
パリやロンドン、ニューヨークでも、ソールドアウト続出のライヴが実現するなんて、夢のようだ。
今回を見逃したら、貴方は絶対後悔するだろう。
堀内隆志(カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ・マスター)
■彼を観た者は、その男っぷりとやさぐれぶりに勃つか濡れるかしかない。
究極の肉体派ブラジル音楽。「カッコ良さ」ということの比類なき完成形。
上沖央明(ブラジル音楽工房サンバタウン)
■クウィンシー・ジョーンズとカルトーラが21世紀のリオで出会ったなら。そんな幸せな化学反応が生み出すかもしれない音を聞いてみたいと思うでしょ。いました、セウ・ジョルジ。名前からしてフザけててカッコよすぎです、「俺、ジョルジ」。スパイク・リーもオールドスクールも打っ棄って、エスコーラ・ヂ・ジョルジに入校のチャンス到来!
七尾藍佳(作家・DJ)
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