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スケジュール |
「LAFORET SOUND MUSEUM 2009」
5/30(土) , 5/31(日)ラフォーレミュージアム原宿
出演:メリッサ・ラヴォー
カヒミ・カリィ with 大友良英/ジム・オルーク/山本精一(5/30のみ)/伊東篤宏(5/31のみ)
モリアーティ
公演は終了しました ツアーの様子は以下へ
メリッサ・ラヴォー
カヒミ・カリィ
モリアーティ
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メリッサ・ラヴォー、カヒミ・カリィ、モリアーティ。「LAFORET SOUND MUSEUM 2009」に参加するこの3組のアーティストに共通するキーワードをあえて挙げるとするなら、フランスの「パリ」である。なぜならメリッサ・ラヴォーとモリアーティは現在パリを拠点に活動しているし、カヒミ・カリィもかつてパリに住んでいたから。もっとも、メリッサ・ラヴォーはハイチ系カナダ人で、モリアーティは人種混成グループ。カヒミ・カリィは言うまでもなく日本人であり、しかも当日の彼女は米国人のジム・オルークを含むバンドを率いて登場する。つまり、メリッサ・ラヴォーとカヒミ・カリィはもちろん、モリアーティも狭義の「フランス」のアーティストではない。また、この3組の間には、音楽的な共通項もほとんど見当たらない。しかし、こうした人種や文化的バックグラウンドが異なる人々によって成立しているのが、パリという都市だ。よって「LAFORET SOUND MUSEUM 2009」は、マルチカルチュラルな都市としてのパリを体感できるイベント、と言っていいだろう。と同時に、当日のラフォーレ・ミュージアムには、19世紀末のパリのキャバレーや1920〜30年代のベルリンのキャバレーのような空間が現出するに違いない。多様なアトラクションが繰り広げられ、オーディエンスを時空を彷徨う旅人にしてくれるキャバレー的空間が。
3組のアーティストの音楽は、いずれも既存のジャンルからはみ出している。メリッサ・ラヴォーの演奏のスタイルは、基本的にはアコースティック・ギターの弾き語り。ただし、ハイチの音楽のリズムを内在したギター・ピッキングは、きわめて個性的である。加えて、ハスキーでありながら童女のような歌声も、一度耳にしたら忘れられない。カヒミ・カリイは、大友良英、ジム・オルーク、山本精一(30日のみ)から成るスペシャル・ユニットで出演する。この顔ぶれだけに、サーカスの綱渡りや空中ブランコのような緊張感あふれるパフォーマンスを期待して良さそうだ。そしてトリを飾るモリアーティの音楽は、まさに時空を超えたキャバレー・ミュージック。ジャズやブルース、カントリー、ジャグ・バンドなどの米国のルーツ・ミュージックに加えて、20〜30年代のヨーロッパのポピュラー音楽、さらには東欧、アフリカ、南米などの音楽が交錯するマルチカルチュラルな音世界。オーディエンスのイマジネーションを刺激し、“ここではない、どこか”へ誘ってくれる音楽だ。こんな3組が一堂に会するのだから、「LAFORET SOUND MUSEUM 2009」はキャバレーそのもの。つまり、わくわくドキドキするワンダーランドとなるに違いない。
渡辺 亨 |
出演アーティスト |
モリアーティ
Moriarty
仏ゴールド ・ディスク獲得。レトロだけど新しいアコースティック・サウンド。アメリカン・ルーツ&フォーク、オールド・ブルース&ジャズとキャバレー音楽にデヴィッド・リンチ的な味付け。奇妙な魔力を持つバンド。
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メリッサ・ラヴォー
Melissa Laveaux
自らのルーツ、ハイチの思いを込め、ソウルフルなオーガニック・フォークを聴かせるカナダ出身の女性シンガー・ソングライター。
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ニュース |
紹介記事が「BARFOUT!」2009年5月号に掲載されました。
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