ハラール・ハウゴーのファンならば必聴です。ハラールの1stソロ・アルバム『バーニング・フィールズ』とほぼ同じ参加ミュージシャンで録音されていのだから、当たり前と言えば当たり前で、ヘレーネ・ブルーム『ワンス・アンド・オールウェイズ』も素晴らしいです。北欧ならでは透明感溢れるヴォーカル、凛とした雰囲気のバックの音、共に魅力的です。(実はヘレーネはハラールの夫人。『ワンス・アンド・オールウェイズ』はハラールの並々ならぬ力と愛情を注ぎ込んだに違いありません。)ハラール&ヘレーネの来日公演がますます楽しみになってきます!
(P太郎)
●ヘレーネ・ブルーム
2004年にデンマークの名門、カール・ニールセン音楽院を伝統音楽の学位で卒業した最初のシンガーとなる。2005年にクリスマス・アルバム『En Sod og Liflig Klang』をリリースし、デンマークのフォークミュージックアワードの「今年のフォーク新人賞」を受賞する。Karen Moseとのデュオ "Kalen + Helene" でアルバム『Solen』(大陽)を2003年にリリース。またドイツのサックス奏者Richar Westerの有名なNacht Der Liederというコンサート・プロジェクトに参加。また、デンマーク人のオルガン奏者Poul Skjolstrupと演奏したり、古楽アンサンブルのVia Artisでもゲストとしてフィーチャーされた。ドイツのSchlesvig-Holsteinische Theaterの、Medeaのプロダクション・バレエの主演として歌った。Rasmus Zwickiという若い作曲家はヘレーネの大きな出番のために新しいオペラKonsumiaを作曲するなど、多方面で活躍。ヘレーネはいろいろな形でツアーを行っている。1つは彼女自身のトリオ、そしてカルテット、そして夫ハラール・ハウゴーとの「ヘレーネ&ハラール」のバンド。2010年9月来日公演はハラール・ハウゴーのゲスト・ヴォーカルとして出演する。