ANUNA "THE BEST OF ANUNA"

アヌーナ
『神秘のケルティック・コーラス

ベスト・オブ・アヌーナ』

アイルランド/ケルト音楽+現代音楽+クラシック+アンビエント+宗教音楽・・・
アイルランドが誇る男女混声コーラス・グループ「アヌーナ」の全オリジナル・アルバムから代表曲を網羅したベスト・アルバム。
古くは千年以上も前の発掘されたアイルランド中世の宗教音楽/伝統音楽が、現代音楽/クラシック/音響系/アンビエントなどの要素を取り入れ、モダンにアレンジされて現代に甦る。

※日本オリジナル・ジャケット

発売日:2011年8月28日
解説:マイケル・マクグリン(アヌーナ)、松山晋也

歌詞対訳付
VIVO-260
税抜2,500円

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プロフィール/来日情報
アヌーナ
曲目リスト 試聴曲

01. 8月 August
02. 愛する人よ、お行きなさい Siuil a Ruin
03. キリストはよみがえれり Christus Resurgens
04. ガウデーテ Gaudete
05. 輝く水 Shining Water
06. アイランド Island
07. 万歳、輝かしき王 Salve Rex Gloriae
08. キリストと聖母マリア Crist and St. Marie

09. 自然の歌 The Wild Song

10. ドゥラマン Dulaman
11. 高潔な謙虚さ Nobilis Humilis
12. 楽園の囁き Whispers of Paradise
13. 愛しき黒髪 Ceann Dubh Dilis

14. エルサレム Jerusalem

15. 慈悲深きイエスよ Pie Jesu

16. グレンシーの娘 The Lass of Glenshee
17. 生の只中にありて Media Vita
18. 日の出 The Rising of the Sun
19. 海を渡る風 Wind on Sea
20. 楽しい歌 Geantra
21. 海 The Sea
22. おお、マリア様 O Maria

内容紹介/コメント等

僕はムード・ケルトが昔も今も苦手である。だから、“神秘的なケルティック・コーラス・グループ”云々というアヌーナの噂を初めて耳にした時、自分には縁ないグループだろうと思った。ところが実際に聴いてみると、どうもおかしい。何かが違うのだ。中世アイルランド音楽の発掘・再生を目的に出発したというだけあり、なるほど一見グレゴリア聖歌風であり、またメロディなどいろんな点にケルティック・モードが認められる。しかし同時に、現代音楽(20世紀音楽)的な不協和音や音色が頻繁に顔をのぞかせたりして、常時、過去と未来の両極を瞬間移動しているような気分にさせられる。それはたとえば、半音階技法で知られるルネサンス期の謎の作曲家ジェズアルドの作品を聴いた時に抱く特殊な恍惚感とスリルを思い出させたりもする。このような奇想のハーモニーがアイルランドから生まれ、大きな支持を得ているという事実を前に、今僕は、ケルト音楽の底力と可能性を改めて確信している次第だ。
(松山晋也/ライナーより)