スペイン・バスク、幻の伝統打楽器
“チャラパルタ”を奏でる2人組「オレカTX」





Peter Barakan's LIVE MAGIC! 2023 に出演決定!
10/21(土)、10/22(日) ​恵比寿ガーデンプレイス
ザ・ガーデンホール / ガーデンルーム

10/21(土)Oreka TX 出演!
10/22(日)仲野麻紀 + Oreka TX 出演!
https://www.livemagic.jp/



プロフィール

オレカTX/OREKA TX
Harkaitz Martinez(アルカイツ・ マルティーネス)
Mikel Ugrate(ミケル・ウガルテ)

スペイン山間部バスクの打楽器"チャラパルタ"奏者2人組。チャラパルタは、すりこ木状の棒を使って木の板を二人一組で叩いて素朴な音色を奏でる。インド、北極、サハラ、モンゴルなどを周り、行く先々で調達した素材(木、石、氷)でチャラパルタを製作し、現地の音楽家と共演するという彼らの音楽巡礼の旅を追ったドキュメンタリー映画『遊牧のチャラパルタ』は高い評価を受け、多数の映画祭で賞を受賞。2000年、2013年、2016年、2019年に来日。

1960年代、わずか2組にまで減少し絶滅の危機にあったチャラパルタの演奏法を受け継いだオレカTXの二人は、その伝統を受け継いだだけではなく、世界中の様々なミュージシャン(ケルト、アフリカ、インド、北欧、モンゴル、ロック、ポップス、ジャズ、クラブミュージックなど)とのコラボレーションや、映画の製作(『遊牧のチャラパルタ』2006年)、コンテンポラリーダンスやコーラス・グループとの舞台"Herritmo"といった多様なプロジェクトを通し、チャラパルタの可能性を広げ、新たなアートとして革新を続けている。




「チャラパルタ」の起源

バスク語で「大きな音」を意味する「サラパルタ」が転化したものと言われている。バスクの有名なリンゴ酒=シードルを作る際に、リンゴを木の棒で潰していた労働から生まれたという説が有力。 basque_300x230.png ピレネー山脈をはさみ、スペインとフランスの両側ににまたがるバスク地方。そこに住む人々はバスク人と呼ばれ、ヨーロッパの他の地域とは異なる言語を持ち、独特の文化を育んできた。20世紀半ば、フランコ独裁政権により抑圧され一時その言語/文化が薄れかけたが、60年代に入るとバスク文化の復興運動が盛んになり、1978年自治州として発足。1997年、ビルバオにフランク・ゲーリーの設計によるグッゲンハイム美術館が建設されると、文化産業都市として急速に成長をはじめ、今では土着の文化とモダンが融合した「美食とアートの都」として世界中から注目を集めている。






木のチャラパルタと石のチャラパルタ
オレカTXは、地元バスクの木材を使った通常の伝統的チャラパルタに加え、彼ら独自の岩を削って作ったチャラパルタも奏でる。森林の木霊のような、温もりのある音質の木のチャラパルタ。鍾乳洞の響きのような、冷たくもモダンなサウンド生む石のチャラパルタ。この二つを駆使し、原始的で根源的な自然のエネルギーを感じさせる空間を作り上げる。






アート・ディレクターとしてのオレカTX
オレカTXは、音楽だけに留まらず、舞台芸術の優れたプロデューサー/ディレクターでもある。 現在オレカTXの行っているプロジェクト"Herritmo"は、バスクの伝統を詰め込んだコンテンポラリー・アート。オレカTXに、バスクの伝統ア・カペラ・コーラス・グループ Kalakan、そして、コンテンポラリー・ダンス・カンパニー Kukaiの3組による、バスク山岳地帯の労働(薪割り、丸太切り、岩を投げる、草刈りなど)から生まれた地元の伝統スポーツを取り入れた舞台作品となっている。


ドキュメンタリー映画
「遊牧のチャラパルタ ~バスク幻の伝統楽器奏者オレカTXの旅」

一見、それはただの木の板だった。
対話、理解、旅・・・それこそが、幻の伝統楽器「チャラパルタ」
世界中の映画祭で14もの受賞を果たしたオレカTXの音楽ドキュメンタリー&ロードムービーの傑作、本邦初公開!

スペインとフランスの国境にあるピレネー山脈で独自の文化を育んできたバスク民族。幻の伝統楽器と呼ばれるチャラパルタ、その正体は、彼らの森から切り出される「ただの木材そのもの」 だった。並べられた木材を、二人一組で奏でる。まるで対話をするように。まるで旅をするように。そして、その旅はバスクを飛び出し、あらゆる土地の自由な声と対話を繰り広げる。

この映画は「オレカTX」と名乗る二人のミュージシャンの放浪記である。彼らは木材楽器"チャラパルタ"を携え、世界中を旅してゆく。インド、北極、サハラ、モンゴル...彼らのチャラパルタは、文明から離れたノマド(遊牧民)達の音楽と溶け合い、融合していく。凍った荒野を越え、砂漠を横 断し、馬に乗ってモンゴルの山を駆け、西インドで汽車に揺られる。それは音を探す旅だ。そして彼らは他にはない唯一無二の音を、異なる国、文化、環境の中に見出してゆく...。

https://plankton.co.jp/txalaparta/


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