サーシャ・ダブソン, ジェシー・ハリス&リチャード・ジュリアン
Sasha Dobson, Jesse Harris & Richard Julian
〜ニューヨーク・ソングブック 2007〜

来日公演2007

公演は終了しました

3/8(木)京都 磔磔 opening act:おおはた雄一
3/9(金)大阪 かわちながのラブリーホール opening act:おおはた雄一
3/10(土)舞浜 クラブ イクスピアリ
3/11(日)渋谷 クラブ クアトロ guest:畠山美由紀

<インストアライヴ> 3/11(日)タワーレコード渋谷店

プロフィール/来日メンバー

 「ピーター・ポール&マリーみたいにジェシー・リチャード&サーシャとして活動してみては?」とサーシャ・ダブソンに提案したのは、06年4月のこと。もちろん、僕がこのような提案をしたのは、サーシャの『モダン・ロマンス』にジェシー・ハリスとリチャード・ジュリアンが全面協力していたからだが、ともあれ、この仲良しの3人が予想以上に早く揃って来日することになった。
 50年代後半から60年代前半までの間、ニューヨークのグリニッチ・ヴィレッジには、数多くのジャズ・クラブとフォーク・シンガーが出演するコーヒー・ハウスが軒を並べていた。よってこの界隈では、ジャズとフォークが自然に触れ合い、そこからPP&Mに代表されるモダン・フォークが生まれた。 そんな往時のグリニッチ・ヴィレッジの文化の香りや自由な気風、レンガ造りの建物と自然の緑が調和した美しい街並、さらにはNYの住人だけが知っているこの街の素朴さ、優しさ、温かさ。これらのことを伝えてくれるのが、ジェシーとリチャード、サーシャだ。
 来日コンサートでは、それぞれのオリジナル曲に加えて、今回ならではのカヴァーも聞かせてくれるかもしれない。3月上旬という時期も、絶好のタイミング。3人の個性と友情が奏でる温かいハーモニーは、春の訪れを実感させてくれるに違いない。 (渡辺 亨)


来日メンバー
サーシャ・ダブソン Sasha Dobson (Vo.)
ジェシー・ハリス Jesse Harris (Vo., G.)
リチャード・ジュリアン Richard Julian (Vo., G.)
ティム・ランツェル Tim Luntzel (B.)
ダン・レイサー Dan Rieser (Ds.)

Sasha Dobson サーシャ・ダブソン
ニューヨークのコーヒーハウスの伝統を継承し、ジェシー・ハリスの秘蔵っ子として、新たなキャリアをスタートさせた新世代のシンガー。ジャズ・ミュージシャンのスミス・ダブソンを父に、ガイル・ダブソンを母に持つ音楽一家に育ち、幼少からジャズに親しんできた。エラ・フィッツジェラルド、サラ・ボーンをアイドルに持ち、1999年にジャズ・シンガーとしてアルバム・デビュー。ジェシーとリチャードとのコラボレーションによって生まれた最新作(6th)『モダン・ロマンス』では、これまでのジャズ・ヴォーカルのスタイルにフォーク、カントリー、ブラジル音楽のエッセンスが加わり、都会ニューヨークならではの軽やかな洗練されたヴォーカルを聴かせてくれる。米TIME誌で「今、最も注目すべき6人のシンガーの一人」に選ばれた。

Jesse Harris ジェシー・ハリス
現在のニューヨークを代表するシンガー・ソングライター。聴く者の琴線に触れる楽曲と、甘く切ない歌声で人気を獲得する。ノラ・ジョーンズに提供した楽曲「ドント・ノウ・ホワイ」で02年度グラミー賞<Song of The Year>を受賞。ノラの大ヒットの影の功労者として広く知られている。パット・メセニー、マデリン・ペルー、トリスタン・プリティマン、リズ・ライト、平井堅などがジェシーの楽曲をカバーしており、多くのミュージシャンから絶大な支持を得ている。06年に最高傑作と評判の最新作『ミネラル』をリリース。イーサン・ホークの映画『THE HOTTEST STATE』(原題)でサウンドトラックを全面的に担当。エミルー・ハリス、キャット・パワー、ワイクリフ・ジョンなどがジェシーの楽曲を歌っている。

Richard Julian リチャード・ジュリアン
今ニューヨークで一番忙しいとの呼び声も高いシンガー・ソングライター。最新作は現在のニューヨーク・ライフを歌った『スロー・ニューヨーク』(2006)。ハスキーで渋い歌声、枯れたブルージーなセンスのソング・ライティングが魅力。ランディ・ニューマン、ボニー・レイットなどにその才能を高く評価されている。マンハッタン、ロウワーイーストサイドにあるバー「リビングルーム」一派の中心の一人で、ジェシー、サーシャ、そしてノラ・ジョーンズと共に活動している。バンド「リトル・ウィリーズ」のメンバーでもあり、ノラ・ジョーンズと共にリードヴォーカル/作詞作曲を担当。今回のツアーには「リトル・ウィリーズ」のドラマー、ダン・レイサーも同行する。