Anuna / Revelation

アヌーナ
『レヴェレーション』

アイルランド中世の音楽を現在に蘇らせる、男女混成のケルティック・コーラス・グループ。
ケルトの世界と、日本の伝統・美を見事に融合させた「もののけ姫」のカバー曲や、日本の伝統曲「さくら」を収録。

曲目リスト

01. もののけ姫
02. ようこそ、鳥の下へ
03. 香しき森
04. 聖なるかな、聖なるかな
05. 最後の歌
06. エレジー
07. クールモアのメイド
08. 風の歌
09. レヴェレーション
10. 懐かしき愛の歌
11. さくら
12. 帰ってきて、愛する人よ

内容紹介/コメント等


◆マイケル・マクグリン、「もののけ姫」「さくら」について語る。

「もののけ姫」は、大地との繋がりを忘れずに記憶している楽曲だ。私はいつもこの映画を、過ぎ去った時、太古の死にまつわるものであると同時に、それらに敬意を持つべきだという啓示(revelation)の映画として観ている。過去の中に住むのではなく、そこから成長していくために。
 
「さくら」は春を迎える歌だが、そこには荒涼とした灰色の冬の存在も認められる。喜びというものは、悲しみなしには存在しない。豊作や収穫は大地の死を通過した賜物であり、生命とは、再生や復活の輪廻なのだ。生命の一部として単純かつ絶対的な事実として死を受け入れることは、多くのフォーク・ミュージックの根本的要素でもある。私はこのことを念頭において〈さくら〉をアレンジした。だから、冷たく、黙想的であり、人々がこの曲に親しんでいる曲調とはかなり違うものになっているはずだ。