10/16(土)沖縄市民会館 ゲスト:我如古より子
10/17(日)那覇 ダンスクラブ松下 ゲスト:モンゴル800
10/19(火)渋谷クラブクアトロ ゲスト:忌野清志郎
●タラフ・ドゥ・ハイドゥークス
10/19(火)渋谷クラブクアトロ
ゲスト:忌野清志郎
*コンサート・レヴュー(佐藤英輔)
民衆の音楽は、海を渡り、文化を越える。
ああ、なんてダイナミックな。ああ、なて人間的な。なんて、少し日にちを置くとそんなもっともらしい感想も出てくるが、パフォーマンスの最中は素の人間の強さ、個性の味わい深さに圧倒され、高揚させられちゃうのみ。何度見ても(4度目の来日だ)、あの野放しじいさん〜おじさんたちにゃ一本とられっぱなし。
ヴァイオリン、アコーディオン、クラリネット、アコースティック・ベース、大小のツィンバロム、そして個性的な肉声が、独特の抑揚や情感、キャラとともに一気に押し出される。自分たちのものとはまったく異なった歴史、環境、文化がしっかりとあるんだと感じさせる、その破天荒でイナセな音楽表現はまさに<人間力>の見本市のごとく。あなたは生理的に美しく、豊かな人間的行為が好きなのか……。彼らのパフォーマンスはそんな命題に対する最たるリトマス試験紙になりえる。
アンコール時には、オープニング・アクトとして滋味あふれる弾き語り(マント・ショー付き)を聞かせてくれた忌野清志郎も再度登場。一緒に、忌野曲「僕の好きな先生」とタラフ持ち込みのルーマニアのヒット曲(実はザ・ピーナッツの「恋のフーガ」に酷似)をお互いのデコボコを愛で補い合うかのように美味しく脱線しながら歌唱/演奏する。
人間は、文化は、交あわなければならないのだ。なんてラヴリーな夜。
そして、終演後もまた階下では、おっさんたちの演奏が。流行なんか知らない“俺様”たちが、渋谷をクレジャニ村流儀に染め上げる。
誰か、彼らの演奏を止めてくれ!
これからも、そんな嬉しい逆説的喝采を何度も叫べますように。 <アンケートより>
*最高のライブ、最高の組み合わせ。ホント来てよかった。こういうライブをいっぱいやってください。
*毎回来ています。今回もとても良かったです!清志郎とどんな共演になるのかフシギでしたが、すごく合ってました。音って楽しい!
*待ちに待った公演。カリウのバイオリンを聞くとじっとしていられません。カクリカが来るか心配でした(お年なので)。本当に心ウキウキで楽しかったです。次回も絶対に行きます!キヨシロウさんとのセッションも良かったです。
*素晴らしい!のひとこと。忌野さんとの競演もすてきでした。そして帰る間際のロビーでの演奏・・・極楽。
*ラッチョドロームの映画をみてタラフを知りました。以後、ジプシー音楽に興味があったので、今日ライブを見ることができて良かったです。歳はいってるのに(失礼!)すごく勢いがあって、楽しいライブでした。メンバーも楽しそうにニコニコ演奏していたのが印象的でした。次の来日はいつかなあ?
*音楽は、本当にスバラシイ!もうそのひとことに尽きます。体から、ソウルから湧き出る人間のリズム、ことば、メロディー、体全体でまた受け取りました。出演者の方々御自身が何よりも(忌野氏含め)楽しんでいることがビシバシ伝わって、本当に自然に体が動きました。ステキな夜をありがとうございました!
*すごく楽しかった!改めて「音を楽しむ」で音楽なんだと感じました!!沖縄での2公演もそうとうよかったらしいですね!沖縄のともだちがたくさん見に行ってて教えてくれたので、東京公演のことも話したいと思ってます。
*純粋にただ音、ハーモニーをこんなに楽しんだのは久しぶりな気がします。音楽が体から湧き出てくる素敵なおじさまたちですね。
*すばらしかった。一曲の中で調子がいくつも変わっていくのが楽しくて意外で、もう体がよろこぶよろこぶ!また来年きてね。
*今日も楽しかった。アツイ血をかんじます。サイコー。
*舞台で演奏してる姿はいい!夜道では会いたくないけど。チャーミングなおっちゃん!!キヨシローさんの歌のコトバ(日本語)再認識しました。ツィンバロムとコントラバス、出ずっぱりで音をバッチリささえておつかれさまです。
*いやー楽しかったです。何よりPlayerが楽しんでいるのがいいですねー。楽しい気持ち、幸せな気持ちってまわりに伝わります。
*相変わらず、超こーふんさせていただきました。おもしろかったー。清志郎とのからみも、ほんとうにサイコーでした。チョカリーアよりもあらけずりで多彩なところが好き!次回もぜったいかけつけます!
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