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近藤等則、スタンダードを吹く!サマータイム、枯葉、ラウンド・アバウト・ミッドナイト、マイ・ファニー・ヴァレンタイン、ブルーモンク、この素晴らしき世界…誰もが知っている数々のスタンダードの名曲を、官能的なエレクトリック・トランペットで聴かせる。過去と現在と未来を繋ぎ、異次元の扉を開ける、近未来ジャズ・アルバムが完成!




あの青い風と愛を囁き、あの山の天辺で月と戯れ、
過酷な大自然と寝て来た色気はもう音とか曲とか、、
ただ超えて気持ちいい。
そう、もう近藤さんが音楽だよね。
桃井かおり(女優)




音が身体に直接触れます。
星が降るみたいにだったり、
毛布で包むみたいにだったり。
江國香織(小説家)




自然と自然ではナイモノ(自然をマネしてヒトが造ったモノ)が、ひょっとすると共存できる可能性を感じました。
黒田征太郎(イラストレーター・グラフィックデザイナー)


近藤さんが、なぜスタンダードを出すのか。このアルバムを聴く前は分からなかった。しかしアルバムを聴いて驚いた。その理由が自分なりに分かった気がしたからだ。多くの人が知っているスタンダードを題材にしなければ、できないことがあるということがよく分かった。まさに既知の未知化。これが起こって覚醒できるのである。
佐藤卓(デザイナー)


近藤さんは恋のベテラン!!!
山本寛斎(デザイナー/プロデューサー)


センチメンタルで、
えろてぃっくで、
切なくて、
ジャポニズム・ジャズ。
荒木経惟(写真家)


近藤さんの圧倒的音魂。
それは唯一無二の、世界に誇る日本の音。
それは僕の永遠の憧れ、
いつか辿り着きたい音。
ずっと待っていました。祝復活!
SUGIZO(ミュージシャン)


50年前にソニー・ロリンズの You don't know what love is は若い私を夢中にさせた。
T.Kondoのトランペットのアレンジは今の私に恋するシーンを蘇らせた。
稲葉賀恵(ファション・デザイナー)


これほど素晴らしく、かつオリジナリティにあふれたスタンダード・アルバムを僕は知らない。その心地良さと幸福感。“Nature”と“Technology”を魔術師のように融合できる近藤等則でなければ作り得ない音宇宙。
これは美しく深いボヘミアンのSPIRITを内包した音楽である。
立川直樹(プロデューサー/ディレクター)


ウォーホルのモンローを初めて見たときと同じくらいのインパクト。
森永博志(編集者/作家)




近藤さんとはキースへリング美術館や、福島の水族館で、いつも偶然会います。この前は、ピートシーガー追悼特番で、関西弁のピートシーガー役をやってもらいました。近藤さんは大自然のなかや、密かに女の子の耳元でラッパを吹いていますが、この夏は、日本中のお祭りの盆踊りのなかで吹いてください。子供達はなんだか神様が降りてきたみたいだなと感心するはずです。近藤さんの曲がいいのは、聞いた人がみんな幸せになるくらい、深くて、優しくて、とても根源的な愛のメロディだからです。
延江浩(TOKYO FM ゼネラルプロデューサー)




フリー・ジャズといってもジャズだ。むろん、近藤等則は、すでにジャズの範疇を越えた即興演奏家だけれども、この海にジャズの船に乗って航海を始めたのだから、その記憶を忘れようがない。忘れないばかりか、スタンダードという温かなジャズの母胎の感覚が、船出したときそのままに、近藤の想像力を駆り立てる。届かない思いは叫ぶしかないけど、小さなささやきは闇の中で確かめ合うことができる。
青木和富(音楽ライター)




電気仕掛けのトランペットが、シルクのシーツの上で戯れている。
渡辺亨(音楽ライター)


まるで宇宙から地球を愛撫しているようなスペイシーでデリケイトなトランペット。こんな風に囁かれたら、男も女も身を委ねるしかない。
村尾康郎(音楽ライター)


エレクトリック・トランペットによってスタンダードの数々をプレイすることは、近藤等則にとって必然だった。ここに提示されるロマンティシズムに溢れたセクシーな音楽は、想像力を無限に刺激してくれる。それは近藤自身の手でミックスされた音楽と音像が、既存のものとはかけ離れた独自性を持っているからに他ならない。映画『未来世紀ブラジル』で近未来を覗いたときの衝撃と同じく、本作は来たるべき未来の音楽の響きを内包している。
武田昭彦(デジファイ編集部)


まるで白昼夢の蜃気楼のよう。
変幻自在に揺らめくトランペットに誘われ現実の向こう側へ。
エレクトリックでスピリチュアルでダビーな古典解釈に脱帽しました。
山本勇樹(Quiet Corner)


自身が独自に開発したエレクトロニック・トランぺットを使ってジャズのスタンダードをカバー。クールな情熱と魂と共に吹き込まれた生の演奏が電気信号を通ることで電脳的な官能を生んでいる。エラルド・ベルノッチのダブ/エレクトロニカ的トラックとも見事に一体化。スタンダード曲ゆえに対比も明確で、これぞ現代のジャズという感じだ。
岩崎一敬(indies issue)


伝統と革新を持ってジャズの歴史を刷新してきた近藤等則、6年ぶりのニューアルバム。自身のキャリア初となるエレクトリック・トランペットによるスタンダード集は聴き慣れていたはずの旋律を、甘く妖艶な吐息で優しく包み込む。きっと、あなたは恋を知らない−これはジャズの未来へと誘う官能のスタンダード・メロディー。
斉藤鉄也(タワーレコード梅田大阪マルビル店)


大自然と真っ向から対峙、のち女の子と宇宙にランデブー。
こんなことできるラッパ吹きは、どう考えても近藤等則しかいない。
小浜文晶(ローソンHMVエンタテイメント)


エレクトリック・トランペットがスタンダード・ナンバーをノアールに染め上げていく。ライヴではそのハードボイルドな世界にどっぷりと浸ってみたい。
柿原晋(クラブクアトロ)


本作の大きな聴きどころは、囁くようなエレクトリック・トランペットの微妙な抑揚に何を見るのか、ということだと思う。ハイレゾ版で聴くと、抑えめながらも一音一音に魂を込めた、近藤等則という人物までもが見えてくる。
黒澤拓(e-onkyo music)


新譜が届いた。封を切る前、電気喇叭を駆使して最前衛を突っ走っていた近藤等則=TKも、疲れ果てたのか…と思った。新譜を聴いた。疲れて果ててなどいなかった。手垢がついていたはずのメロディが爆裂変身。飛び散る音の霧の向こうでTKが「全然俺のことわかっとらんかったやろ」と嗤っていた。
榎本孝一郎(ブラストライブ編集長)







1993年11月、東京での活動を突然打ち切り、一人アムステルダムに住み始めた。21世紀の音楽を模索したくなったのだ。
Nature×Spirit×Technologyの三位一体が次の音楽を産むのでは、と思った。地球の大自然の中で吹く「地球を吹く」を始め、エレクトリックトランペットの開発にいそしんだ。打ち込み音楽も追究した。
10年が経ち、世界の大自然の中で吹く「地球を吹く」が一段落した頃、「スタンダードをエレキラッパで吹いたらどうなるんだろう」と閃いた。試しにライブで吹いてみたら、ニューヨークの黒人の友人が "It's Space Standard !" と煽ててくれた。すぐ煽てに乗る俺は、ムーディなトラックを作るイタリア人のエラルド・ベルノッチをアムステルダムに呼び、学校の教室よりも広い俺の部屋で録音した。2003年1月だった。
アムステルダムの雰囲気・空気感が俺のトランペットに乗り移ったんだろうか。女の子の耳元でささやくようなプレイになった。呼吸こそ異次元への扉。スタンダード・メロディーが未来へと誘う。

近藤等則


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