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エドガー "ジョーンズ" ジョーンズ&ジョーンゼズ
来日公演2006
Edgar "Jones" Jones & The Joneses



♪試聴する♪
トム・ウェイツ?ジェームス・チャンス?ミンガス?
デビュー当時のストーンズ?チンピラ時代なミック・ジャガー?
ビーフハート?スライ・ストーン? グレン・ミラー?ジョン・スペンサー?
リズム&ブルース? モッズ?ジャズ?ノーザン・ソウル?ガレージ・ブルース・ロック?
60's ガールグループサウンド?ニューオリンズ・ファンク?
メンフィスの路地とリバプールの路地は、もしかしたら時空を超えた秘密のトンネルで繋がっている。
そのトンネルの存在をただひとり発見したのが、この男、
エドガー・ジョーンズ


Edgar “Jones” Jones

ガレージだ、フリークビートだなんてことばが再び音楽誌を賑わす、何年も前のこと。
アシッド・ハウスの嵐が吹き荒れる、90年代初頭のイギリスで、アクの強いR&B風味濃厚なガレージ・サンドを鳴らし、
初期ストーンズのミック・ジャガーばりの黒いヴォーカルで、オランダのアウトサイダースやイリノイのザ・シャドウズ・オブ・ナイト、カリフォルニアのチョコレート・ウォッチバンドを思わせる音で異彩を放ちまくったバンド「ザ・ステアーズ」。
アルバム1枚、4枚のEPのみを残して空中分解した彼らはライヴが本当にかっこよかったバンド、グレートなモッズ・バンドとして今も語り継がれている。
「ザ・ステアーズ」のベーシスト・ヴォーカリストとしてバンドを率いていた男、それがエドガー‘ジョーンズ’ジョーンズ。
「ザ・ステアーズ」が消えたあとも
ポール・ウェラー、ザ・ラーズのリー・メイヴァーズ、ジョニー・マー、オーシャン・カラー・シーン、セイント・エティエンヌといったアーティストたちがそれぞれの作品・ツアーにエドガーの参加を要請。一方で現在、ザ・ズートンズ、ザ・スタンズで活躍するメンバーらと” The Big Kids “ というバンドを結成し、可能性を探る日々。ここまでに挙げたアーティストたちの名前を見れば、判るように両サイドの世代を行き来できる音楽家として、そのミュージシャンシップの高さには多くの信頼が寄せられている。
2004年、ファーストソロアルバム“soothing music for stray cats” を地元リヴァプールのレーベル”The Viper Label” からリリース。「自分が好きなことを好きにやろうって作ったのが “soothing music for stray cats” なんだ。」という本人のことばに応えるかのように、このアルバムは広まっていく。
「ぶっとんだぜ。このアルバムは俺がこれまでに聴いた中で最高のアルバムの1枚だ。」というコメントをオアシスのノエル・ギャラガーはイギリスの新聞に寄せ、その年のベストアルバムとして、イギリスの雑誌「MOJO」で挙げた。
「….憧れとしてあるのは、たとえばスタックスとかモータウンとか、あぁいったプロダクションのシステムなんだよ。お抱えの作曲家やアレンジャーがいて、お抱えのバックバンドがいるなかから色んなタイプの音楽が作られていくっていう、あぁいうことがやりたいんだ。個人でいうとアラン・トゥーサンみたいな存在かな。プロデュース、作曲、アレンジから演奏まで全部手掛けちゃうような」
リズム&ブルース、ノーザン・ソウル、60's ガールグループサウンド、スライ・ストーン、ニューオリンズ・ファンク、ガレージ・ブルース・ロック、ジャズ….つまり英国ミュージシャンの大好物サウンドのオンパレード、様々なスタイルの音楽が入ったミックステープのようなこのアルバムは細分化されきった音楽ジャンルに飽き飽きしている実に幅広いリスナー層に歓迎された。
その圧倒的な個性・存在感は
トム・ウェイツ、ジェームス・チャンス、チャールズ・ミンガスといった英雄たちと並ぶものとして記憶されることは歴史が証明することになるはずだ。


試聴する

待ってるぜ!エドガー!!

●93年クアトロでエドガーがやってたステアーズを見て踊った。最高の夜だった!そして、エドガーがまたクアトロにやって来る!新譜最高。ライブも最高だろうな。今からワクワクする。
(ザ・コレクターズ 加藤ひさし)

●ステアーズのときから大好きです、エドガーの歌声にノックアウトです、ソウ ルフルにしてエレガント!これぞモッド...と感じております...
(黒田マナブ/Manabu K. Dove)

●海の向こうの偉人さん、ようこそ日本へ。
初めましてで、ちょっとキンチョーしています。楽しい音とおいしいお酒を共に酌み交わすことを楽しみにしております。
(中納良恵/EGO-WRAPPIN')

●うっちん茶を啜りながらスクリーミン・ジェイ・ホーキンズ、続けざまに、先ほど宅配便で到着した英国人の音源を聴く。ア〜これまた変人。気持ちのいい白人。ファイヴ・ロイヤルズやエリントン、ミンガスを熱く語る若人。これは当分ヘヴィ・ローテーションかもね。他人とは思えない痛快な「入れ込みよう」ではあるが、名前、何で 「ジョーンズ」を二回繰り返すのん?
(中川敬/ソウル・フラワー・ユニオン)

●つまりこいつは、批評家的な目線で音楽を作ってるってことだろ。
(山名昇 )

●エドガーのボーカルはヴァン・モリソンを思わせるところがある。こういう「痩せ我慢」な雰囲気には弱いんだよな、俺。
(SCOOBIE DO コヤマシュウ)

●永遠の不良少年のための子守唄。ブルースから、ジャズ、そしてロックまでを一挙に串刺しにして唐突に蘇ったこの野良猫の咆哮。これにシビレないヤツとはもはや一緒にゃつるめねえ、ってもんだ。
(JAZZ TOKYO 若林恵)

●ジャズあり、ソウルあり、ブルースあり、ガレージありと本当にグッドミュージックのオンパレード。
(ギターマガジン3月号'06)

●強烈にグルーヴィ。一瞬にしてスモーキーなナイトクラブに。
(Esquire 3月号'06)

●「ムーンライト・セレナーデ」の'あの'フレーズをメインリフに引用したR&Bナンバー「Freedom」にはヤラれます!
(UNIT Feb. 06)

●オアシスのノエルが05年のベスト盤に選んだのも納得。
(ミュージック・マガジン 保科好宏 3月号'06)

●G. ミラーの「ムーンライト・セレナーデ」をはじめとする有名曲を引用してクールネスを演出
(スタジオヴォイス3月号'06)

●古いスピーカーから流れてくるような新しいリズム&ブルース&ロック
 (FUDGE March'06)

●ノワールでセクシー、まったくオリジナル 
(荏開津広 VOGUE NIPPON March '06)

●50〜60年代の音楽への偏愛丸出しでしかもモノラル録音という異色作。新鮮かつ強烈。
(鶴谷総平 Spiral Paper '06)

●ポール・ウェラーやノエル・ギャラガーからも愛される男の中の男、エドガー・ジョーンズ。黒人音楽のクールな着こなしは、モッズ精神の結晶だ。ライヴもカッコイイだろうな、いいなー。 
村尾泰郎(音楽ライター)