砂漠のブルース・ミーツ・クラムドディスク!!
コノノNo.1、タラフ・ドゥ・ハイドゥークスにはまった人には、オススメです!!
コノノ、タラフ、コチャニを手掛け、常にワールド・ミュージック・シーンに熱い音楽を送り続ける熱い男、クラムドディスクの名物プロデューサー、ヴィンセント・ケニスが放つ、次なるバンドは、アフリカ・マリ北部のトゥアレグ族の「砂漠のブルース」、タルティット。このゆるいトランシーなグルーヴはかなりクセになります!!
タルティットとは「団結」と言う意味。アフリカ、マリの北、サハラの砂漠のノマド(放浪の民/遊牧民)トゥアレグ族の女性を中心としたグループ。95年に難民キャンプで結成され、97年に『Amazagh』でアルバム・デビュー。
ヴィンセント曰く、「オレが興味あるのはコノノNo.1とコンゴ音楽、そしてタルティットだけだ!」気合いと思い入れをたっぷり詰め込んだのが、このタルティットの新作(3rd)アルバム『アバカボク』!!
「ティナリウェンやコノノNo.1、その他多くのアフリカ音楽が好きな人なら、一曲目のCDプレイヤーが飛んだようなリズムが始まった瞬間、アーシーなサウンドとトライバルなグルーヴの虜となることだろう。タルティットにはグナワに通じるリズムの旨味ダシや、コノノNo.1に通じる鼻血が出そうなほど強いトランス・エキスが大量に含まれている。
この全曲1コードのような彼らの音、最前列で在日と覚しきトゥアレグ・オバチャンの酸っぱい体臭を嗅ぎながら見ていたオレに言わせれば、天然アシッド! 無自覚サイケデリックだ! モロッコのグナワと同じく、ただそこにいて、手拍子を叩き、身体を揺らし続ければ全て良し!」 (サラーム海上/ライナーより)