コラの巨匠とチェロの天才による、インテリアのような至高の室内楽。
ジャズとクラシック、パリのモダンとアフリカの伝統、アートと瞑想、洗練と成熟、知性と和みがインプロヴィゼーションに溶け合う。
人種の坩堝パリで、西アフリカ・マリの伝統楽器コラの巨匠と、絶大な人気を誇る仏の天才チェロ奏者/プロデューサーの二人が出会って生まれた“Chamber Music(部屋音楽)”
バラケ・シソコは、マリ出身のコラの巨匠として知られる名手中の名手。ヴァンサン・セガールは、多ジャンルに渡り何でも弾きこすフランスの天才売れっ子チェロ奏者/プロデューサー。そんな凄腕同士が出会って意気投合、休日になるとどちらかの自宅に集っては、のんびりと気持ち良〜くセッションして、3〜4年かけて完成させたのが本作。ちょっと聴くと地味ですが、じっくり聴くとどの曲も最高に気持ちが良く、フランスで何故大ヒットしたかという秘密が分かります。
●3〜4年にわたって、日曜の昼下がりにふたりで集っては、自宅の居間やベッドルームでセッションを重ねてきた。部屋のなかで生まれた親密な音楽。だから『Chamber Music(部屋の音楽)』。 よく耳を澄ませて聴いてみてほしい。ここで聴けるような親密にして力強いインタープレイは、一朝一夕に実現するものではないことに気づくはずだ。企画モノとしてではなく、音楽家同士の日常のなかから立ち上がってきたところに、この音楽の最大のヒミツがある。(若林恵/ライナーより)
●つまらない日常から漆黒のハーモニーの楽園へと我々をいざなう音楽。(ル・モンド紙)
●このふたりの奏でる音楽は瞑想的でシンプル。そしてそれだけで十分。(モンドミックス誌)
●日々の雑音に疲弊した我々の耳を救う類い稀な美しさをたたえたアルバム。(レ・ランロキュプティーブル誌)
●研ぎすまされた音は光輝き、匂い立つよう。音と音の間の無音さえも柔らかく美しい。(テレラマ誌)
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