Angelo Debarre : guitar
Ludovic Beier : accordion
Antoonio Licusati : contrabass
Thavolo Hassan : rythm guitar
Marius Apostol : violin
名曲ならではの強靭なまでに豊かなメロディと感興を持つこれらシャンソンが、ドゥバールとベイエの華麗にして端正なテクニックと、ニュアンスや音色、リズムに絶妙に対応する多彩な表現で綴られる本アルバム 。それはあたかも、ドゥバール&ベイエらによる、「スウィングすること」や「歌」に向けてのクレド(信仰宣言)・・・何を大袈裟なと笑われるだろうが、この魅力溢れる仕上がりには、ちょっとそんなことも言ってみたくなる。
(松本学/ライナーより)
●アンジェロ・ドゥバール(ギター):1962年サン=ドニ生まれのフランス人で、8歳でギタリストとしてデビュー 。
84年に最初のバンド“アンジェロ・ドゥバール五重奏団”を結成。アルバムは、89年にリリースされたセルジュ・カンとフランク・アナスタシオとの『Gypsy Guitars』(89年)や、初のフロント盤『Caprice』(98年)、またチャボロ・シュミットと録音したジャンゴへのオマージュ・アルバム『Memoires』(04年)など数多く出している。
●ルドヴィック・ベイエ(アコーディオン):1978年パリ地域圏生まれ 。父親もアコルデオニストである。8歳で初ステージを踏み、以後自身の四重奏団やゲスト・アーティスト、作曲家などとして活躍 。アルバムも自作からジャズなど多岐にわたり、クロアチア系のロマ・ギタリスト、クルノ・スピシチ(Kruno Spisic)とのデュオ盤など様々に出している。また、これまでにハービー・ハンコックやイヴァン・リンスらとも共演している。
アンジェロとルドヴィックは、2000年に出会い意気投合 。 02年にアルバム『Swing Rencontre』をリリースし、以降、03年『Come into my swing』、05年『Entre amis』、06年『Entre ciel et terre』、そして07年にこの『スウィングの空の下で』(原題:Paroles de swing ※直訳:スウィングする言葉/約束)と、ほぼ毎年のようにリリースを続けている。また、02年のニューヨークで開催された、ジャンゴ・ラインハル ト・フェスティヴァルをはじめ、モントリオール・ジャズ・フェスティヴァルやウィーン、ラトヴィアなどでもライヴを行っている。
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