Jesse Harris/Mineral

ジェシー・ハリス
「ミネラル」

グラミー受賞の天才シンガー・ソングライター、ノラ・ジョーンズのヒットの立役者、ジェシーの最高傑作!
心に優しいミネラル・ミュージックを聴いて、のんびり行こうよ。

VIVO-218
解説:渡辺亨
歌詞対訳:中川五郎
定価:2,300円(税抜)
発売日:2006年1月15日

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プロフィール/来日情報
ジェシー・ハリス
曲目リスト

1. スロー・ダウン
2. 失われたものなんて何もない
3. この道の先のどこかで
4. ミネラル
5. ディス・イズ・グッバイ
6. ノー・モア
7. ダウン
8. コリーナ・コリーナ
9. スピード・オブ・サウンド
10. カラス
11. ノー・ウェイ・アウト
12. スティル・スリーピング
13. きみの手を握って
14. 戻っておいでよ

【日本盤ボーナストラック】
15. レット・イット・ゴー
16. ロッカウェイ
17. スロー・ダウン(ライヴ)

内容紹介/写真/コメント等
NYのシンガー・ソングライター、ジェシー・ハリス。ジェシーと言えば、ノラ・ジョーンズの「ドント・ノウ・ホワイ」でグラミー賞最優秀楽曲賞を受賞したことが有名ですが、他にもたくさんの素晴らしい曲を書いています。本作はどの曲も一度聴いたら忘れられない心に染みる曲ばかりの傑作アルバムです!

『ミネラル』推薦コメント

すこしの言葉とすこしの音で、
豊かな世界が表現されていると思います。
やわらかなサウンドが耳にここちよいです。
浜田真理子(歌手)

いたるところに眠っている...しかし、そうそうは見つける事のできないメロディとリリックの居場所をジェシー・ハリスは、どんどん発掘して私達に届けてくれる。
良いアルバムだなぁ、とても好きです! 
畠山美由紀(歌手)

“珠玉”という言葉を堂々と使えるような楽曲ばかりだ。
エルヴィス・コステロは、ロン・セクスミスのメジャー第1弾『Ron Sexsmith』を「この先20年は聴き続けられるアルバム。上品でエレガントな宝石のような作品」と評したが、本作はロン・セクスミスを嫉妬させそうなアルバム、とでも言いたくなる。
渡辺亨(『ミネラル』ライナーより)

ジェシー・ハリスのメロディが今あることが、その紛れもない事実が、どれほど心強く、素敵なことか。かつて、ランディ・ニューマンのメロディがぼくの人生を左右したように、ジェシーの書く曲がぼくの明日を左右する。その紛れもない事実。素敵じゃないか。
新作、本当によかったです。まるで、ポールサイモンの『時の流れのように』のようなみずみずしさ。インスト・ナンバーもいいし、すごく、気にっています。
鈴木惣一朗(ワールドスタンダード)

ミネラルという音のかたちとひびきが、
わたしの細切れになった時をつなげる。
青柳拓次(ミュージシャン)

ひとつの思いを伝えるために、ありとあらゆる表現を用い、一万の言葉を費やす人がいる。かと思えば、シンプルな表現、たったひとつの言葉で、同じ思いをより深く強く伝えられる人もいる。ジェシー・ハリスはもちろん後者。その彼の最高傑作が『ミネラル』。難しい言葉や凝った表現などひとつも使っていないのに、揺れ動く心、ときめく思いを、ほかの誰よりも熱く繊細に歌い上げている。思いが溢れ過ぎると、言葉が少なくなる。あるいは言葉少ない人こそ、思いが溢れている。ジェシー・ハリスの『ミネラル』に耳を傾けながら、そんなことを考える冬の夜だ。
中川五郎(ミュージシャン/音楽評論家)

その歌声はもちろんだが、ジェシー・ハリスの音楽を聴いていると、楽器たちが織りなすアンサンブルに、ぼくはいつも感心させられる。繊細で、美しい。とりわけ今回のように3人だけで演奏されているとそれがいちだんと機能して、歌をいっそう印象深く響かせる。素敵だなあ、と思いながら、温かい部屋で聴いた。結露で、窓ガラスがすっかり曇っている。指で水滴を触ってみると、寒々とした冬の夜の景色がみえた。そこから歌たちがすり抜けて、遊びにいった。いままでの彼のアルバムで、いちばん好きになりそうです。
天辰保文(音楽評論家)

ぶっちゃけ、僕はこれがいちばん好き。
佐藤英輔(音楽評論家)

いっとき、こういうアルバムが無性に聴きたくなった。無かったから自分で作ろうと思った。そしたら、あった。ここにあった。だからやめた。悔しいけど、これいいっすよ!
高田漣(ミュージシャン)

私は夜中にひとりで街中を歩くのが大好きだ。それが冬の大都会であればなおさら。アスファルトとコンクリートに囲まれた寒々とした夜の帳の中で、孤独を楽しむ。いや、そんな孤独な環境の中でこそ、人との温もりを最大限感じるのだ。そんなCOOLな都市生活にこのジェシー・ハリスの「ミネラル」はぴったりのアルバムだ。悩んでいるときに、同情を押し付けることなく、大らかに「そうだね」と一言添えてくれるような唄の数々。長く付き合っていけるアルバムになりそうだ。
古賀正恭(FM802編成部)

ひたむきに目指したことへの叶わぬ「諦め」が悪いことでも、何も「終わり」ではなく、その営みの平凡さにこそ人生の輝きがあることが実感出来ている人にこそ響く音楽。
福田誠(HMV JAPAN)

大きな音でどっぷり浸るのも、小さくかけてぼんやりするのにもスゴくいい。そうやって何度も何度も聴いてます。
おおはた雄一 (ミュージシャン)

何処となく焦燥の念に駆られたようであり、時に諦観すら覗かせる。それは、声色或いは、曲調から感じさせるものであろう。それが故に、必ずしもポピュラーな人気を得ているとは言えないのかも知れない。だけれども好事家だけの宝物にしておくにはあまりにももったいない素晴らしさなのだ。  
土井基奨(新星堂・博多店)

日常のなんでもないと思っている出来事。そこにほんのひと匙ばかりのユーモアを混ぜてみたり、ちょっと斜めから覗いてみたり、叩いてみたり、逆さにしてみたり…?それだけのことで世界はまるで違って見えることを知っている人のやさしい音色。君と僕。それだけでうれしい、最高のラヴソングです。
佐々木俊広(bounce編集部)

ジェシーの音楽をあまり狭く考えてはいけないよ。簡単に「ニューヨーク」とか「シンガーソングライター」とか言ってくくっちゃうのはよくないね。新作「ミネラル」をちょっとでも聴いてみればわかる。もっと広くて空の高い場所で聴かれるべきだし、その資格はじゅうぶんにある。僕についていえば、このアルバムからとても心地のいい潮騒が聴こえた気がした。波打ち際を裸足で歩くような官能性さえある。ニューヨークの片隅で足下ばかりを見ているような歌じゃないんだ。
若林恵(WK&CO)

以前までの作品に比べて、肩の力が完全に抜けて、「ちょっとリラックスしすぎじゃない?」とツッコミいれたくなるようなサウンド。 最近ロンリーなオイラにはごまかしの効かないサウンドで、けっこう身にしみてしまいます。
「オーガニック」って呼ぶのはちょっと違う気がするけど、体によさげな音楽だよなぁ。そういやタイトルは「ミネラル」だしなぁ。「必須ミネラル ってすごく大事な役割をするんだぞぅ・・・」って、大学時代の陸上部の先輩がよく言ってたしなぁ。最近疲れ気味の方は、このアルバムで癒されてくださいね。
金川隆一(ディスクユニオン営業部)