【にっぽん、体感。―古典芸能の祭典】
「星の王子さま」との出逢い ~能と音楽で綴る物語~
「星の王子さまとの出逢い」公演@小金井 宮地楽器ホール、無事、成功裡に終了しました。
ご来場くださいました皆様にお礼を申し上げます。
音楽は仲野麻紀のサックス。そして津村禮次郎師の能楽と佃良太郎の鼓、さらに、惑星や砂漠の映像、物語を抽出した語り、これらが織り重なり総合的な舞台を創ることを目指しました。
おかげさまで、お客さまの心に届き、大変喜んでもらえたようで私共、製作陣も感激しております。
様々なお声をいただきました。「サン=テグジュペリと能の世界がぴったりとはまり、びっくりした」「舞台を見ているのに、何故か自分の心を見つめているような、そんな素敵な空間だった」「無のような、透き通るような、心洗われる時間!最高!」「お能(伝統音楽)とサックス(洋楽)が合うので驚いた、こんなにも違う文化が馴染むんだ」
印象深いことに「昨年他界した夫に会えたような気がした」ーこんな深い感想をいただき、創り手の本望です。
これこそ、私が描きたかった幽玄のこころでした。
仲野麻紀の見事な演奏、津村師の能舞い、素晴らしい出演者の方々に拍手喝采、そして、美術も映像も手作りで共に苦労してくれたスタッフ皆に感謝します。
みなさま、ありがとうございました。
また、再演できることを願っております。
ご来場くださいました皆様にお礼を申し上げます。
音楽は仲野麻紀のサックス。そして津村禮次郎師の能楽と佃良太郎の鼓、さらに、惑星や砂漠の映像、物語を抽出した語り、これらが織り重なり総合的な舞台を創ることを目指しました。
おかげさまで、お客さまの心に届き、大変喜んでもらえたようで私共、製作陣も感激しております。
様々なお声をいただきました。「サン=テグジュペリと能の世界がぴったりとはまり、びっくりした」「舞台を見ているのに、何故か自分の心を見つめているような、そんな素敵な空間だった」「無のような、透き通るような、心洗われる時間!最高!」「お能(伝統音楽)とサックス(洋楽)が合うので驚いた、こんなにも違う文化が馴染むんだ」
印象深いことに「昨年他界した夫に会えたような気がした」ーこんな深い感想をいただき、創り手の本望です。
これこそ、私が描きたかった幽玄のこころでした。
仲野麻紀の見事な演奏、津村師の能舞い、素晴らしい出演者の方々に拍手喝采、そして、美術も映像も手作りで共に苦労してくれたスタッフ皆に感謝します。
みなさま、ありがとうございました。
また、再演できることを願っております。
川島恵子(プランクトン代表)
2024年3月9日 小金井 宮地楽器ホール
公演情報
【にっぽん、体感。―古典芸能の祭典】
「星の王子さま」との出逢い ~能と音楽で綴る物語~
2024年3月9日(土)小金井 宮地楽器ホール 大ホール [公演終了]
16:00開演(15:30開場)
出演
津村禮次郎(能楽 シテ方 観世流)
仲野麻紀(サクソフォーン)
佃良太郎(能楽囃子・大鼓方高安流)
料金(全席指定・税込)
一般 5,000円 U25席 3,000円
こがねいメンバーズ 一般 4,500円
※U25席は25歳以下対象。当日、身分証要提示。
※未就学のお子様の入場はご遠慮ください。
主催:小金井市民交流センター 指定管理者 こがねいしてぃ共同事業体
制作:プランクトン
お問い合わせ:小金井 宮地楽器ホールチケットデスク(当館2階事務室)
TEL:042-380-8099(10:00~19:00/休館日(第2・3火曜日)を除く)
公演詳細:https://koganei-civic-center.jp/calendar/2024/03/054399.html
「星の王子さまとの出逢い」 プロデュースにあたって
この度、小金井 宮地楽器ホールにて能舞とサックスが描く幽玄の世界、《「星の王子さま」との出逢い》~能と音楽で綴る物語~ を企画しました。
「星の王子さま」の物語は「ボク」が砂漠で出逢った小さな星の王子さまのお話です。フランス人の飛行士・小説家であるサン=テグジュペリによる小説であり、半世紀以上を経た今日も私たちを魅了しています。
この物語を舞台上に組み立てるにあたって、星の王子さまは、なぜ、この地球上に舞い降りてきたのだろうかと考えてみました。何のために、宇宙を旅して、はるばる地球にやってきたのだろうか。
この物語の中には宝石のような素晴らしい言葉が散りばめられています。
「大切なものは目に見えない、心の目で見ないと」
「仲良しになったら、僕らは互いに世界で一つだけの特別な存在になるんだ」
「世話をした分だけ、仲良くなる、費やした時間が大事なんだ」
「きみは星空を見るたび、僕の笑い声を聞くよ」
そう、星の王子さまは宇宙のかなたから、こうした叡智溢れることばと体験を地球の私たちに届けるために、やってきたのです。
それは宇宙と地球の話であり、異界と現世の話でもあります。
無念に思うこと、どうしてもこの世の人々に伝えておきたい魂のメッセージなのです。
この概念はお能に通じる幽玄の世界であり、死者が生者の世界に舞い降りて、知恵と勇気を授け、また、宇宙に帰っていく神秘的な物語世界です。
津村禮次郎師が綴るお能の舞と謡が言霊となって、観るものの心に染みることと思います。
仲野麻紀のサックスとクラリネットはこの宇宙的な広がりのある世界を表現し、優しく包みます。また、物語を綴る「語り」と「絵」はなんとも可愛い、子供の頃に抱いていた純粋無垢な感情を想像させます。映像は森羅万象の自然を描きます。
誰しもが寂しさを感じる今日の孤独な日々に、お能の舞いと謡い、語りとサックス音楽と鼓、そして、映像で再構成し、王子さまとボクが伝えたかった愛と絆が伝わればと思います。
「大切なものは目に見えない、心の目で見ないと」
プロデュース・演出 川島恵子