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Penguin Cafe "The Red Book"
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前作で見事な復活劇を見せたペンギン・カフェの物語第二部はここからが本当の始まり。 いよいよ後継者アーサー・ジェフス色を前面に打ち出し、PCは完成度とスケール感を増した。ユングの著書「赤の書」に由来するタイトルの2ndアルバム。
発売日:2014年3月19日
解説:若林恵
アーサー・ジェフス(対訳付)
品番:VITO-120
定価:2,500円(税別)
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曲目リスト |
01. オーロラ Aurora
02. ソラリス Solaris
03. ブラック・ハイビスカス Black Hibiscus
04. ブルージェイ Bluejay
05. レディオ・ベンバ Radio Bemba
06. カターニア Catania
07. 1420
08. アンド・イエット… And Yet...
09. ムーンボ Moonbo
10. オデオン Odeon
11. (ザ・ローリング・オブ・ア)サイレント・サン (The Roaring Of A) Silent Sun
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内容紹介 |
マリアッチ、ジプシー、ケイジャン、ケルト、マダガスカル・ツィターのバンドが一斉に演奏しつつ幻想の望郷に滑り込んでいく、11編の映画のようだ。エンドレスにリピート可能な環境音楽の傑作。
英国「Q」誌
アーサー・ジェフスは、文化的な雑食性をもって、極めてエレガントで精巧なインストを構築している。マダガスカルやメキシコの音楽を絶妙に使用した楽曲や、また、NASAと国際宇宙オーケストラとのために書かれたものもある。ピアノ楽曲にはうっすらとルドヴィコ・エイナウディの影も見られる。
英国「MOJO」誌
前作『ア・マター・オブ・ライフ…』は、例えて言えば、古いカフェを掃除して再出発させるような作業だった。でも新作『ザ・レッド・ブック』は壮大な新しい旅立ちみたいな感じで、全世界をめぐる想像上の旅を音で表現するという大胆なものになっている。宇宙へ発信されるために作った曲、(1)「オーロラ」、(7)「1420」が宇宙空間からの出発点となって、地上における豊かな、大陸をまたがる音楽の旅のための曲を集めたアルバムにしたんだ。
アーサー・ジェフス
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SOLARIS Penguin Cafe
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家業を引き継ぐ職人は父親の「腕」を継承しつつも、自分独自の要素を加えるものです。今のペンギン・カフェもそんな感じがします。アーサー・ジェフスの音楽を聴くサイモンの作風を思い起こしはしますが、これは間違いなくのれん分けの新事業です。共通しているのは知的な香り、ゆったりした雰囲気、そしてジャンルが特定できない柔軟さだと思います。
ピーター・バラカン
ペンギン・カフェの「The RED BOOK」を聴いているとイメージはこうして湧きでてくるのだな、というのがわかる。
最近、多くのものは整理されてきちんとしすぎている。
まだかたちにならないままの音が、その方向も決めず自由にふくらんでいくのは気持ちがいい。
大貫妙子
今のペンギン・カフェはハイブリッドで洗練された21世紀の若手たち、例えばアーケイド・ファイアやベイルートなどの音楽とも確実にシンクロしていると思います。“世代を超えて受け継がれた老舗の看板”以上の躍動に今年も期待しています。
岡村詩野(音楽評論家)
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