ジャン=クロード・アクアヴィヴァ Jean-Claude Acquaviva (seconda)
ジャン=リュック・ジェロニミ Jean-Luc Geronimi (seconda)
ポール・ジアンシリ Paul Giansily (terza)
チェチェ・アクアヴィヴァ Cecce Acquaviva (bassu)
ジョゼ・フィリッピ Jose Filippi (bassu)
ジャン・シクラニ Jean Sicurani (bassu)
マクシム・ヴイラミエ Maxime Vuillamier (bassu)
「A filetta」とはコルシカ語で「シダ」を意味する。コルシカ語で唄い郷土に深く根ざしたバンドという観点から、島に多く植生するシダの名が選ばれた。「故郷を忘れるな!」という意味の、“Un ti scorda di a filetta !”(コルシカ語:シダを忘れるな!)という独自の表現からインスパイアされている。
1978年、当時13歳だったジャン=クロード・アクアヴィヴァを中心に結成。口承文化と革新性を共存させ、伝統的な歌と新たに作曲した歌の両方をレパートリーとする。コルシカの数あるグループの中で、長年ポリフォニーを牽引するとともに、革新的な活動で新たな道を切り開いてきた。
彼らは演劇、オペラ、ダンス、映画など様々な芸術分野とのコラボレーションを活発に行っている。1997年に演劇監督ジャン=イヴ・ラズネック『メディア』公演に参加。1998年から2002年にかけては、フランス映画音楽の第一人者ブリュノ・クーレの『ドン・ジュアン』『キャラバン』『Wataridori|渡り鳥』ほか10作品に参加。2004年と2007年には、国際的に著名な舞踏振付家シディ・ラルビ・シェルカウイによる『イン・メモリアム』『アポクリフ』で共演した。
現在までにオリジナル・アルバムを13枚、映画/テレビのサウンド・トラック5枚をリリース。最新作は結成30周年記念アルバム『ブラカーナ』(日本盤は4/11発売)。