Donal Lunny Coolfin

ドーナル・ラニー・クールフィン ドーナル・ラニー bouzouki,bodhran レイ・フィン drumsナリグ・ケイシー  fiddleジョン・マクシェリー pipes グレアム・ヘンダーソン keyboadロニー・オフリン bassロイド・バーン percussion ゲスト:シャロン・シャノン accordionモーラ・オコンネル vocal

ドーナル・ラニー Donal Lunny

名プロデューサー、名プレイヤー(ブズーキ、ボーラン)として、現在のアイルランド音楽シーンを根底から支えている最重要人物。70年代前半から、プランクシティ('71-'74)、ボシー・バンド(`75-`78)、ムーヴィング・ハーツ('81-'85)に在籍し、常にアイリッシュ・トラッドの革新性を探求。それと並行してプロデューサーとしても活動。伝統音楽からポピュラー音楽への橋渡し的な役割を果たしながら、数え切れないほどの作品を世に送り出してきた。関わったアルバム(ヴァン・モリソン、エルヴィス・コステロ、ケイト・ブッシュ、シンニード・オコナー、クラナド、ドロレス・ケーン、アルタン、クリスティ・ムーアなど)は軽く100枚越え、アイルランドのミュージシャンから絶大な信頼を得ている。ギリシャの楽器、ブズーキをオリジナルに改良し、アイリッシュ・トラッドに定着させたのは、ドーナルである。


クールフィン Coolfin

70年代から活動しているドーナル・ラニーの初のリーダー・バンド。96年のドーナル・ラニーの初来日公演のために集められたミュージシャン(レイ・フィン、ジョン・マクシェリー、ナリグ・ケイシーなど)たちのバンドから、そのまま発展。

今回もシャロン・シャノン(acc)をゲスト・プレイヤーとして加えた特別編成による来日。

『ドーナル・ラニー・クールフィン』(1998年)

アーティスト歴35年目にしてリリースさせたこのドーナル初のリーダー・アルバムは、アイリッシュ・トラッドの進化型を見事に完成させた傑作。ゲスト・ヴォーカルに、エディ・リーダー、マールタ・シェベスチェーン、モレート・ニ・ゴーナルが参加。ドーナル本人による、渾身のプロデュース作。


モーラ・オコンネル MAURA O'CONNELL

ドロレス・ケーン、メアリー・ブラックなどの名シンガーを輩出したアイルランドを代表するトラッド・グループ「デ・ダナン」の元ヴォーカリスト。現在、米ナッシュビルを拠点にソロ活動し、カントリー界でも活躍中。アイリッシュ・トラッドとアメリカン・ミュージック(フォーク、カントリー、ポップス、ジャズ)の絶妙なブレンドを聴かせる実力派女性シンガー。グラミー賞、ノミネートの経験を持つ。アイルランドのクレア州出身。10代後半から、パブなどで歌っていたモーラは、「デ・ダナン」のヴォーカリストに抜擢され、アルバム『THE STAR SPANGLED MOLLY』(1981年)に参加する。2年間、メンバーとして活動し、その後ソロ・シンガーに転向する。代表作は、カントリー/ブルーグラス界の名バンジョー奏者、ベレ・フレックがプロデュースした『JUST IN TIME』(1988年)、グラミー賞にノミネートされた『HELPLESS HEART』(1990年)などがある。昨年リリースされた最新作『ワンダリング・ホーム』(1997年)は、故郷アイルランドで録音され、ミュージシャンとしてドーナル・ラニーが全面的に参加している。