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僕のスウィング
監督:トニー・ガトリフ
2002年／フランス　90分
2002年ベルリン国際映画祭＜パノラマ＞部門正式出品作品

おばあちゃんの家にあずけられた夏休み、10才の少年マックスは、天才ジプシー・ギタリスト、ミラルド（チャボロ・シュミット）に憧れ、彼の住む地区に出かけていく。そこでマックスは、音楽の素晴らしさとジプシーの少女スウィングに魅了されていく。ひと夏の小さな恋の物語。

耳に残るは君の歌声
監督:サリー・ポッター
2000年／イギリス・フランス　97分
2000年ヴェネチア国際映画祭コンペティション正式出品
2001年第14回東京国際映画祭・正式招待参加作品

ロングランしたヒット作。ユダヤの少女フィゲレ（クリスティーナ・リッチ）は父親探しの旅の途中で、ジプシーの青年チェーザー（ジョニー・デップ）と出会う。タラフ・ドゥ・ハイドゥークスが出演。

ベンゴ
監督:トニー・ガトリフ
2000年／スペイン・フランス　89分
2000年ヴェネチア国際映画祭クロ−ジング作品／2001年セザール賞

自らのルーツであるロマ（ジプシー）をテーマに映画を撮り続けてきたトニー・ガトリフ監督の最新作。「フラメンコの揺籃」と称されるアンダルシア地方を舞台にした情熱のフラメンコ映画。

黒猫・白猫
監督:エミール･クストリッツァ
1998年／仏・独・ユーゴ合作、ユーゴスラヴィア映画 　130分
'98ヴェネチア映画祭銀獅子賞／最優秀監督賞

クストリッツァ監督が引退宣言をくつがえして完成させたエピック・メイキングな傑作。ひたすら愉快に、猥雑に、哀愁さえも猛スピードで展開するジプシーたちの大祝祭「結婚式」。

ガッジョ・ディーロ
監督:トニー・ガトリフ
1997年／フランス・ルーマニア　100分
'97ロカルノ国際映画祭銀豹賞／主演女優賞、他

一本のテープを頼りに幻の歌姫を捜してジプシーの村にきた"よそもの"の青年と、欲望のままに歌い、踊り、真の自由を持っているジプシーの女性との、音楽と魂で結びついた恋愛物語。ガトリフの集大成といえる作品。

ジターノ
監督:マヌエル・パラシオス

魅惑的なフラメンコのパーカッショニスト、アンドレ（ホアキン・コルテス）は、その熱い血を受け継いだがゆえに、ファミリーの悲劇的な抗争の渦に呑み込まれ、ふたりの女の激しい愛と裏切りに揺れ動く。

アンダーグラウンド
監督:エミール･クストリッツァ
1995年／フランス・ドイツ・ハンガリー　171分
'96カンヌ映画祭グランプリ

旧ユーゴ出身のクストリッツア監督による国・民族・宗教の在り方を今一度考えさせてくれる入魂の一作。50年間アンダーグランドで武器を造り続けた人々の姿は、人間の愚かさ、悲しさ、怒りをも包み込みこみ、希望と絶望がゴッタ煮となったラストへと突き進む。

ラッチョ･ドローム〜良い旅を
監督:トニー・ガトリフ
1993年／フランス　103分
'93カンヌ映画祭「ある視点」部門／国際映画批評家賞

ガトリフ監督によるジプシー三部作の第一作。インド北西部からアジア、アラブ、ヨーロッパへと長い放浪の旅路についたジプシーの歴史を、音楽と踊りだけで綴った映像詩。

ジプシーのとき
監督:エミール･クストリッツァ
1989年／ユーゴスラヴィア　126分
カンヌ映画祭最優秀監督賞／ロベルト・ロッセリーニ賞

ユーゴの寂れた集落に住み、そこを出ていく青年と、彼を取り巻く人々を描く。 画面には動物が溢れ、身体的に障害を持つ人物が続々登場、結婚式は作中で計３回も描かれる･･･などなど、クストリッツァ映画で特徴的な要素が出揃う。

ジプシーは空にきえる
監督:エミーリ・ロチャヌー
1976年／ソヴィエト（ロシア・モルダヴィヤ）100分
第24回サンセバスチャン映画祭グランプリ

ロシアの文豪ゴーリキーがジプシー伝説をモチーフに24歳の時に書いたの処女作「マカール･チュドラー」が原作｡生と死､愛と自由をエクスタシーに満ちた音楽と色彩で謳うモルダヴィヤのジプシー物語｡激しく情熱的なラブストーリーを軸に鮮やかな色彩とジプシー音楽で彩られた､幻の名作｡

ビデオ「タラフ･ドゥ･ハイドゥークス」
バップより、VHS、DVD発売中

映画『ラッチョ･ドローム〜良い旅を』にも出演し､最近では映画「耳に残るは君の歌声」(サリー･ポッター監督)にも出演､もちろん楽曲も多数提供しているタラフ。このビデオはメンバーが住む村クレジャニでの暮らしぶりをはじめ､音楽ビデオに留まらないジプシーの生命をまるごと伝える貴重な映像ドキュメンタリー｡