(1935-2002) Chieftains member Derek Bell (harp, piano), who had been with us since 1972, passed away in October, 2002. The Chieftains will continue to perform and keep Derek's memory with us always. Kevin, Sean, Matt and Paddy are looking forward to sharing many more years of music with special guests and friends. -The Chieftains チーフタンズのメンバーであり、1972年以来活動を共にしてきたデレク・ベル(ハープ、ピアノ)が2002年10月惜しくもこの世を去りました。チーフタンズはデレクの想い出をいつも携えながら、これからも演奏活動を続けていきます。私たち、ケヴィン・コネフ、ショーン・ケーン、マット・モロイ、パディ・モローニは、今後も、特別ゲストや仲間たちと共演する機会を長きに渡って重ねていきたいと望んでいます。 ーー ザ・チーフタンズ ザ・チーフタンズの愛すべき天才ハープ奏者、デレク・ベルが、10月17日未明(16日夜半)この世を去ったという、信じられないニュースが届きました。チーフタンズのメンバー、関係者一同にとって、全く突然のショッキングな出来事で、言葉にならない深い悲しみに包まれています。 約2週間前、チーフタンズは新作「ダウン・ジ・オールド・プランク・ロード」の発表を記念した特別公演を米・ナッシュヴィルで行ったばかりで、この時、デレクはハープの素晴らしい演奏を聴かせ、また、ステージでおどけてみせたり、大変元気に活躍していました。これはTV/DVD用にも撮影され、バンドの40周年記念を祝う公演でもありました。その後、NYでプロモーションを終えたメンバーたちはアイルランドに戻ったのですが、デレクだけはアメリカに残って病院で簡単な外科手術をうけ、それも無事に回復し、アイルランドに戻ろうとしていた矢先のことでした。 2001年の日本ツアーの際、『長生きをしてオペラを書きたいんだ、今もシンフォニーを書いているんだけど・・・』と、移動の中のバスでも鉛筆を丸め、スコアに向かっていた姿が思い出されます。日本でのいろんな共演者とのリハーサルでは、一度曲を聴くと憶えるという天才ぶりを発揮、パディがヘッドアレンジをし、デレクがよく譜面にまとめていました。猫が好きで一時は10匹以上も飼っていて、猫の言葉もよく話してました、真面目に。猫の話をしているかと思うと、インドの哲学者の話に飛んだり、日本庭園の鹿おどしの話になったり、と、どこまでがまじめで、また、冗談なのかわからないぐらい宇宙的な、常識では考えられないようなスケールの大きい、天才肌の人でした。 プランクトン スタッフ一同 |
デレク・ベルとのお別れセレモニー 2002年11月1日、故デレク・ベルのメモリアル儀式が、北アイルランド・ベルファストの聖アン教会でしめやかに執りおこなわれた。教会には数百人のデレク・ベルを偲ぶ友人が参列し、偉大なる音楽家との別れを惜しんだ。 チーフタンズのメンバーは、今、互いの心がひとつとなり、兄弟のようにきずなを強固に築きつつあるようです。活動は来年から再開するそうです。また日本にもやってきて、チーフタンズ節を聴かせてくれる事を心から願っています。 |