1998/10/21(Osaka),23,24(Tokyo) 5年ぶりのホットハウス・フラワーズ来日公演。 リアム(ヴォーカル、キーボード、ボーラン、ホイッスル)、ピーター(ギター、ブズーキ、ヴォーカル)、フィアクナ(ギター、ヴォーカル)の3人のアコースティック編成による今回の来日公演は大盛況に終わった。大阪、東京のいずれも公演時間が2時間40~50分と長時間だったが、時間が経つのも忘れ、まだまだ足りないと思うほどの素晴らしいステージだった。アコースティック編成により、リアムのヴァーカルがぐっと全面に出てきた素のままの彼らのサウンドは力強く、優しく、元々の楽曲の良さと彼らの魅力ををさらに認識させた。サポートに徹したピーター、フィアクナらのコーラスも素晴らしく、ときどきはっとさせられる瞬間が何度もあった。 選曲は4枚のアルバムからまんべんなくピック・アップされ、またカバー曲、トラッドありとヴァラエティに富んだ内容だった。大阪公演のみアンコールで1stアルバム『ピープル』収録の初期の名曲「フォーギヴン」を、大阪21日、東京23日では、ドーナル・ラニーの『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』でホットハウスが演った名カバー曲「レイク・オブ・ポンチャートレイン」を披露。思わず目頭を熱くさせる程のしみじみとしたヴォーカル聴かせた。大阪、東京のいずれの3公演にも演った「イッツ・ア・マンズ・マンズ・ワールド」はジェイムス・ブラウンの名曲中の名曲。「フォーギヴン」、「レイク〜」とは対照的な、ピーンと張りつめた中、最高にテンションの高いヴォーカルを聴かせた。東京公演のラストを飾ったのは、ドーナル・ラニーの『魂の大地』でリアムが演った"CATHAIN"。この曲でリアムがみせたボーランはまさに圧巻!!この曲は、キーラのローナンの曲。実はリアムとローナンは同じゲール語学校の出身でリアムが3学年ローナンより先輩に当たる。二人ともボーランのチャンピオンであり、在学中はよくセッションを演っていたそうである。24日はラスト曲の"CATHAIN"の後、リアム1人が再びステージに戻り、シャーン・ノスでゲーリック・シンギングを披露した。また、この日の「This is it(your soul)」の演奏中、リアムがストリップを始める。ジャケット脱ぎ捨て、そしてシャツを脱ぐ直前に一言 "NEXT YEAR! " 「来春には、ダブリンと今回の東京公演を録音したライヴ・アルバムをリリースするから、その後にフラワーズで必ず日本に来るよ。」(リアム、フィアクナ、ピーター) "Music is precious when it is from the heart"(リアム・オ・メンリー) |
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1. The Older We Get 2. An Emotional Time 3. Your Soul 4. Used To Call It Love 5. Movies 6. Mans World 7. Siobhan Ni Dhnibhir 8. Banished Misfortune 9. The Lakes of Ponchartrin 10. Trying To Get Through 11. It'll Be Easier In The Morning 12. Red Dead 13. Find The Time 14. Trouble Down Yonder 15. At Last 16. Give It Up 17. Forever More 18. Hallelujah Jordan 19. You can Love me Now |
1. The Older We Get 2. Give It Up 3. Be Good 4. Pop Song For The Universe 5. At Last 6. Siobhan Ni Dhnibhir 7. Banished Misfortune 8. The Lakes Of Ponchartrin 9. Trying To Get Through |
1. The Older We Get 2. Give It Up 3. Be Good 4. Pop Song 5. At Last 6. Everlasting 7. Banished Mis for Tune 8. Trying To Get Through |