今、旅に出たくなる一枚
東京、サン・フランシスコ、バイーア(ブラジル)で録音された全曲日本語詞のセカンドアルバム。
音楽性の多様さと美しい日本語が絶妙に融合。
前作『キュリアス・クリーチャー』が多くのCD店Jazzチャートで1位となったエミ・マイヤーが、Shingo Annenと共作したアルバム。1はノスタルジックなボサノヴァ、2は「ここを離れることの意味を探すための旅に出るよ」というサビが旅情をかき立てる。「上を向けば空はひとつ、そう、世界が待っている」と歌われる物憂げな3も良い。5は森俊也ら強者揃いのレゲエバンド Zion Hill Sessionが強力にバックアップ。6は70年代初期の日本の女性シンガーソングライターを思わせる趣のある一曲。7は高田漣が参加した心に沁みるミディアムバラード(泣)などなど… 「和魂洋才」とはエミ・マイヤーの為にある言葉です。