Martin Hayes & Dennis Cahill
マーティン・ヘイズ & デニス・カヒル 2000

アイルランドのクレア・スタイルを継承するフィドラー"マーティン・ヘイズ"と
静かな緊張感を演出するジャズ/ロック畑出身のギタリスト"デニス・カヒル"による
驚異のデュオが初来日
クラシックを彷彿させる気品と繊細さを備えた高レベルなトラッドの名演

公演の様子

日時

会場
2000/10/26(THU) 19:00 かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホール
トーク&ライヴ「ケルト音楽の夕べ」
司会:ピーター・バラカン
2000/10/27(FRI) 19:30 原宿 アストロホール
インストアライブ
10/25(水)18:30 TOWER RECORDS 新宿店イベントスペース


「スティーブ・ライヒの弦楽四重奏曲や、マイルス・デイヴィスの『スケッチ・オブ・スペイン』を補完する、ケルトからの返答。」ニューヨーク・タイムズ

「まばらに伴奏されているだけのフィドル・ミュージックが、これほど完全で、しかも本質に迫って聴こえることなど滅多にない。」 "Q" magazine

「腹がたつほどスローで、耐えがたいほど美しい。アプローチはとても過激なのに、伝統に対してどこまでも忠実なのだ。」Acoustic Guitar

「自然なんだよ。ゆったりと座っているだけなのに、素晴らしい演奏を奏でる。彼はチューンをいっそう美しくする。」パディ・モロニー(チーフタンズ)

「二人とも本当に凄いミュージシャン。いろいろな音楽の影響が見え隠れし、アイルランド伝統音楽の枠に収まりきれない別種の音楽になっている。」「ドニゴール・スタイルは、元気のよさとか、攻撃性とか、賑やかさが特徴だと言われることが多いでしょ。マーティンは、全然違う面を聴かせることができる。」マレード・ニ・ウィニー(アルタン)

「デニス・カヒルは、すべてのコードを把握してるんだ。そしてそれを、様々な方向に発展させる。」「かれらの演奏の流儀は……ジャズのような音楽から学んだものなのだと思う。ひとつのリールから、次のリールに飛び込むやり方とかね」 アンディ・アーヴァイン

「今では、誰もが彼らのことをアイルランドでいちばんエキサイティングなプレーヤーだと気づいているわ。」ジーン・バトラー(ダンサー/リバーダンス初代主役)

PROFILE

 マーティン・ヘイズ(フィドル)は、アイルランドの中でもドニゴール州と同様に最もフィドル音楽が盛んな、南西部クレア州出身。幼い頃から多くのフィドラーに囲まれて育ったマーティンは、オール・アイルランド・フィドル・コンテストのチャンピオンを6回獲得する。84年頃に渡米。91年に米在住のフィドラー16名が集結したアルバム『The Boston College Irish Fiddle Festival』に参加後、93年に1stアルバム『マーティン・ヘイズ』でソロ・デビューを果たす。以来、緩やかなテンポと滑らかな上品な音色のクレア・スタイルのフィドル奏法を世界に知らしめると同時に、そこから発展させた独自のフィドル・スタイルでトラッド/フォーク・シーンはもちろん、クラシック・シーンからも高い評価を得る。
 一方、デニス・カヒル(ギター)はシカゴ出身の、伝統音楽のみならずクラシックから、ロック、ブルース、ジャズまで何でもひきこなすギタリスト。アイルランド・ケリー州出身の両親を持ち、幼い頃からアイルランドの伝統音楽に慣れ親しむ。ヘイズとのデュオで聴かせたカヒルの音を極限に削ぎ落とした革新的な伴奏スタイルは、アイルランド伝統音楽におけるギターを大きく前進させたものとして広く認知される。
 二人はシカゴで出会い、当初はジャズ・ロック/フュージョンのバンドを結成し活動していたが、最終的にはアイルランドの伝統音楽を演奏する二人だけのフォーマットになり、現在にいたる。二人の音楽は、アイルランド伝統音楽をワールド・ミュージックというジャンルからさらに飛躍させ、クラシック、ジャズ、現代音楽の聴衆にも理解しやすいかたちでアピールし、幅広い支持層を獲得した。

アイルランド・ナショナル・エンタテインメント・アワード受賞(アイルランドのグラミー賞)
ホットプレス誌/1999年度ベスト・トラディショナル・アクト選出、クリティクス・アワード受賞
BBCラジオ2/ベスト・インストルメンタリスト選出(トラッド系アーティストでは初の快挙)
フォークルーツ誌/1999年度ベスト・アルバム第7位(アイリッシュ系では最上位のランキング)
イン・ダブリン誌/1999年度ベスト・フォーク&トラッド・アルバム選出。

DISCOGRAPHY

Martin Hayes&Dennis Cahill
LIVE IN SEATLE('99)
日本盤 RUCD036

Martin Hayes&Dennis Cahill
The Lonesome Touch
('97)
日本盤2000年9月発売

Martin Hayes

Under The Moon('95)

Martin Hayes

Martin Hayes('93)

LINK

Artist offcial page
アーティスト・オフィシャルページ

The Music Plant
日本盤販売元

Green Linet
アメリカのレコード会社