佐渡公演は金子竜太郎さんとのジョイント・コンサート。2部構成で、第1部はリアムと金子さんとの約20〜30分の各ソロ。第2部はその二人を軸に、嵯峨治彦さん(馬頭琴、ホーミー)と鼓童の斎藤秀之さん(和太鼓)が加わった4人編成。
1部のリアムのソロは、両日ともアイルランドの伝統歌のシャーン・ノスでスタート。その後<ホイッスル・ソロ>、<ボーラン+ヴォーカル>、そして、ホットハウスで演った伝統歌「ポンチャートレーン湖」とトラッド曲のオン・パレード。2日目はこの後にホットハウスの名曲「ドント・ゴー」、「グッド・フォー・ユー」を披露。「ドント〜」のコーラスを観客に歌わせ、それに合わせリアムがキーボードとホイッスルをアドリブでプレイ、遊び心いっぱいの天然ライヴ・アーティストぶりをみせました。 「モンゴルの音楽とアイルランドの音楽が、あんなにぴったり合うなんて思わなかった。」(嵯峨治彦) 「むちゃくちゃ楽しかった。ミュージシャン冥利につきる。最初の出会いは(1996年のアース・セレブレーションで)リアムはドーナル・ラニーのバンド、僕は鼓童のメンバーとしてだった。そのときの共演は伏線で、今回の共演こそ二人にとって新しい始まりだと感じました。ここから世界に音楽を通してスピリチュアルな輪が拡がっていくと思います。」(金子竜太郎) |
会場は「屋上」とはいっても、周囲を事務所やエアロビクス・スタジオなどに囲まれた少々奇妙なところ。でも、屋上なので一応野外。雨は非常に困る。雨天用の会場も準備していたが、台風でもない限り「屋上」でやると決めていた。朝起きると晴れ。しかし天気予報は、晴れ時々曇り、ところによりにわか雨と、実にアバウト。 (野田隆司・ハーベストファーム) |
沖縄は当日券文化だとよく言われる。最近は、人気アーティストのライブの前売りは、即日完売なんていうこともあるらしいが、どういうわけか沖縄の人は前売券よりも当日券を求めたがる。それは値段の問題ではなく、気質の問題のようだ。南国的な性分からか、先の予定はあまり入れたがらないらしい。その日都合が良ければ行くというスタンス。今回、個人的には8月中のソールドアウトを目標にしていたのだが、結局当日まで引っ張るハメになってしまった。宣伝は行き届いていたので、全く心配はしていなかったけれど…。 (野田隆司・ハーベストファーム) |
ぱらついていた雨もようやく上がった夜。大きく開け放した能楽堂の窓からはリアムの声が惜しみなく流れ出した。会場の空気が変わっていくのが見える。座布団の上に座って、ステージを見つめる人々。そして、会場の外にいるスタッフ。その耳と心にあふれるばかりにリアムの歌が流れこんでいく。まず、シャーンノスという声の楽器。そして、キーボード、ホイッスル、ディジリドゥ、ボウラン、手拍子!リアムが手にしたとたん、楽器が命を持って走り出すのがわかる。 (柴田美代子・CLICK) 能楽堂の雰囲気、リアムの作務衣、山口氏のいつにない良い緊張感。ずーっといい空気、音が流れていた。今回が初共演かもしれないが、だからこそ生まれるマジックみないなものが鳥肌もの。(うさぎ男) リアムのお子さまがチョロチョロしている時は、何だか町内会LIVEのような気がして、CDジャケットでしか知らない遠い海外のミュージシャンがこんな身近にいて不思議でした。クライストチャーチの時は、一気に自分とリアムの間がすごーく近づき、うわーっと思いました。リアムのソウルを感じることができたライヴだった。(LOU) リアムがパパだった(笑)。子供の声に翻弄されつつも楽しかった。二度と、同じライヴがないことだけは保証されそうです。リアムと能楽堂という不思議な組み合わせ。もっと今度はじくりと聴いてみたいな、と思うライヴです。また、日本に来て下さいね。リアム。(なおみ) オープニングの「声」素晴らしかったです。空気が響くのが感じられました。静かな曲と激しい曲を歌うときの顔が違うのがおもしろかったです。おチビさんがかわいくて、アットホームでとってもよかったです。 (女性) |
その日は心配された天候にも恵まれ、まさに〈リアム日和〉、そしてもうひとつの心配事、客の出足の方もまずまずで我々はひとまず胸を撫で下ろしたのでした。 (國定正浩・NO FEAR/NO MONEY企画) ● キーアンがHOME、Familyを上手く演出していた。リアムの家族を大事にする様子がよく伝わってきた。途中のLove Songも、ちゃんと奥サマにウインクするのがほほえましかった。アカペラのアイルランド民謡に泣かされた。ああ、心臓ってこんなところにあるんだ・・・と今さら気づいた。リアム、早く帰ってきてね。岡山の人々はShyだけど、がっかりしないでね(UO) ● 不思議と笑顔になってしまうライヴでした。たった二人しかステージにいないのに、目の前にいろんな景色が見えました。岡山まできて良かったです。キーアンの将来が楽しみです。温かいライヴでした。(usa-ko) ● 「人間てまだまだ捨てたもんじゃない」と、とても未来への希望を持てたひとときでした。音楽って本当に人柄がにじみでるものだとも感じました。目を閉じればそこには大自然が広がる・・そんなライヴでした。(ゴルモン) ● いや、リアムの本物を見るのは回目。前より近くで見れてよかった。全体的に静かめの曲が多かったけど、最後にノリのいいのがきてよかった。今度もまた誰かを岡山に呼んで下さい。心待ちにしています。(ノリマン) |
1部は、「Amazing Grace」「Eagle Man Chaging Woman」そしてバート・バカラックの「This
Guys In Love」(途中リアムは間違えてしまったらしく、言わなければわからないのに正直に謝っていました。)と続き、とても静かな雰囲気のはじまりでした。前々日の福岡、前日の岡山に続いて大阪のゲストはヒートウェイヴの山口洋さん。第1部最後の「It'll
Be Easier In the Morning」から登場しましたが、3日目ということでこの曲で恒例のブレイクでも息のあったところを見せてくれました。 (宮本朝子・ NO FEAR/NO MONEY企画) ● とにかく声がステキです。引き込まれてしまうような歌達に、満ち足りた気分を味わいました。ゲール語の歌などは全く何を言っているのか解らないけど、何かお話を聞いているような気持ちでした。リアムの歌を聴いていると、もしかしたら自分にも強い魂が残されているような気がして嬉しかったです。(たよと) ● 楽しめました。ピンクの服もすてきでした。一晩中、パブみたいな所で聴けたら、合唱できたら、すばらしく幸せだなー、と、ずっと聴いていたいと思いました(演奏する方々は大変ですかね)。生活に根づく音楽で、素で余分なものがなくて良かったです。(T.A) ● とても良かった。やっぱりリアムは声だけでも十分勝負できるミュージシャンなんだと、つくづく感じた。山口さんの演奏も、多少控えめながらいい味だしていたと思う。Tシャツにサインしてもらった後、握手してもらったけど、リアムの手が想像以上にでかくてびっくりしつつ、少しでもパワーをもらった気がして嬉しかった。(舎夢猫) ● 不思議な気持ちだ。何と表現すれば良いのか・・・。高なる気持ちと、笑ってしまうほど肩の力の抜けた感じがあっさりと同居し、心地良くてたまらなかた。素晴らしい、楽しい夜でした。山口氏のギター、あくまでサポートながら、リアムのピアノにボーランにするりと解け合って、何の違和感もなく、それでいて楽しんでて、いい!! Thanks(早苗) |
沖縄から5連続というハードなスケジュールもこの日でひとまず終了。次の日から2日オフということもあってか、リアムが楽しそうにリハをこなす。 ( 宮本弘二・ NO FEAR/NO MONEY企画) ● 全体の雰囲気が良かった。やはり磔磔という場所がそうさせるのか・・・。内容の充実度も120%だったし、いつまでもその場にいたい雰囲気でした。(ハラチャンスカK) ● 本当に久しぶりに彼のライヴを観て感激です。とてもあたたかく、気持ちのいいライヴでした。彼は年を重ねても昔のままで、まさに「Forever Young」です。強いけど「いい声」をキープしてる。ああ感動した。ありがとう。(坂野誠) ● ゲール語のバラードが素晴らしかった。感動しました。カバーは多彩でしたね。「Forever Young」は大好きな曲が聴けて嬉しかったです。「Psycho killer」は驚いた。お母さんの話から「サリー・ガーデン」というのには、なんだかジンとしましたね。(阿刀弘史) ● とっても満足しました。彼には歌心とリズムがあります。ハードロックが大好きなおばさんをすっかり満足させてくれました。全部、こんなのが聞きたいと思っていたライヴでした。(Crazy Mama) |
〜Based on Liam's original songs〜 23日は、ホットハウスのナンバーが中心のライヴ。リアム&ローナンに福岡、岡山、大阪とサポートでギターをつとめた山口洋が再び参加。この日初めてとなる3人の共演は初めてと思えないぐらい素晴らしいコラボレーションをみせた。リアムのライヴでお馴染みのローナン作の「カハーン」では、リアムとローナンの圧巻のダブル・ボーランが披露され、会場をおおいに盛り上げた。
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Part.1 (Liam) Part.2 Encore |
● だんだん泣いたり、笑ったりが素直にできなくなってくるのに仕方なさを感じていましたが、リアムの声、リアムのあやつる楽器達の音に、ちょっと泣きそうになったり、笑っちゃったりすることができました。山口さんの、すごくすごく楽しそうな表情もすてきでした。(kent) ● 魂が歌っている!心を揺さぶる歌声。やっぱりリアムはやってくれた!アンコールの「ポンチャートレイン湖」はとても良かった。(MIHO) ● はじめてみました。すてきな時間が過ごせてよかった。美しい音楽、お客さんのハクシュの厚みにもかんどーしました。すごく一体感が味わえたライウでした。山口さんのギターも気持ちよかったです。何よりステージの3人がいいカオしてました。最高!(fell) ● 昨日のラフォーレよりも良かった。ホットハウスの曲を8曲くらい演ってくれて感激。KiLAのローナンとのボーラン・セッションがすごかった。来年もぜひ来てもらいたいです。(Bre bre) ● 全て、初めてだったんですがとても楽しかったです。得に笛や太鼓(?)等を使った演奏はすごく気に入りました。リアムさんの多彩さには驚かされました。(ゼリー・プリン) |